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世界最大級の広さ! モッズカルチャー代表:フレッドペリーが新店をオープン


ファッションブランド「FRED PERRY(フレッドペリー)」といえば、ポール・ウェラーやデーモン・アルバーンが愛用するなど、ブリティッシュサブカルチャーとの深い関わりが広く知られている。そんなフレッドペリーが3月19日、東京・原宿のキャットストリートそばに旗艦店「フレッドペリーショップ東京」をオープンさせた。

店の広さはなんと世界最大。産業革命時代の工場建築デザインからインスパイアを受け、レンガを“イギリス積み”したダークチョコレート色の外壁や、イギリス建築に多く用いられるノコギリ型の天井、高く大きく取った窓など随所に英国らしいこだわりを感じさせる。さらには床材の一部に月桂樹を採用するなど、目に見えない部分にブランドらしさを取り入れているのも特徴だ。

何よりもまず驚かされるのが、1階に鎮座する木製のレセプションテーブル。月桂樹の葉をモチーフにしたフレッドペリーのアイコンを立体化したもので、350枚のパネルを張り合わせて作られている。まさにこの店を象徴する什器といえるだろう。これは、ロンドンにあるフレッドペリーの本社社屋のエントランスにも設置しているテーブルと同型なのだとか。

そして、とにかく広い! 地下1階、地上2階建てからなり、中2階はイベントスペースになっている。こちらでは今後様々なイベントを予定しており、3月31日現在では、ブランドと深い関わりのあるアーティストとのコラボレーションアイテムやアーカイブアイテムが展示されている。

さらに、サウンドシステムがこれまたすごいのだ。中2階に入って目に入ってくるのが、オーディオファンなら憧れのTANNOY(タンノイ)の巨大スピーカーと高級で知られるLINN(リン)のアナログプレイヤー。どちらもイギリスを代表するブランドで、店内には美しい音場が形成されていた。また、2階にはイギリスのサブカルチャーに関する書籍が収められ、一部顧客に開放している。

品揃えだが、こちらも世界各地にあるフレッドペリーのなかでも最大の規模で、地下1階はベーシックな「オーセンティック・コレクション」、1階は特定の店舗でしか取り扱いのないエクスクルーシブなコレクションを展開している。

同店のプレス担当によると、同店はブランドの世界観を感じてもらう場なのだとのことで、「ここでフレッドペリーの全部を感じてもらいたいですね。建物の作りや素材、音響設備などにもこだわったのはそのためで、皆さんに『ああ、こういうブランドなんだ』と、体感していただければ」とアピール。

現代は、インターネット通販などで気軽にモノを購入でき、それだけに実店舗は新たな役割を迫られている。たとえば「モノを売る場所」だけでなく、ブランドの持つ世界をわかりやすく視覚的に伝えること。「フレッドペリーショップ東京」は、まさにそれを実現した店舗といえるだろう。

「フレッドペリーショップ東京」
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-6
営業時間:11時~20時
定休日:不定期

<関連サイト>
FRED PERRY JAPAN http://www.fredperry.jp/