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「身にあまる光栄」美空ひばり生誕80周年で22組が共演


国民的歌手の故・美空ひばり(享年52)の生誕80周年を記念したチャリティーコンサート『美空ひばり生誕80周年記念 大丈夫よ、日本!ふたたび 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート』が、4月5日に東京ドームにて開催された。

生前親交のあった五木ひろしをはじめ、AKB48、EXILE、氷川きよしら豪華アーティスト全22組が集結し、3万人の観客を前に、美空ひばりの楽曲全29曲とそれぞれのオリジナル楽曲全22曲、計51曲を熱唱した。

美空ひばりは、1937年5月29日に横浜に生を受け、今年生誕80周年を迎えている。ひばりの映像とともに、多方面で活躍するアーティストたちが彼女の名曲をカバーするこの公演は、2016年4月14日に発生した熊本地震、2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興支援チャリティーとして開催。

この日は東北から1500人、熊本から50人の計1550人の被災者の方々が招かれており、ドーム入り口には募金箱が設置され、赤十字社を通して寄付されることとなっている。

なお、東京ドームは、ひばりが1988年4月11日に“歌謡界の伝説”と謳われる『不死鳥コンサート』を行った地であり、23回忌を迎えた年である2011年11月11日には、メモリアルコンサート『だいじょうぶ、日本!~空から見守る 愛の歌~』と題して、同地で23年ぶりの公演を行っている。

ひばりの名曲カバーで構成された前半は、ひばりの映像ときゃりーぱみゅぱみゅのパフォーマンスで幕開け。その後ひばりの出生からのエピソードを映像で振り返ると、AKBグループが「悲しき口笛」「越後獅子の唄」「あの丘越えて」と、メドレーで歌い継いでいく。

作曲家の故・船村徹(享年84)による楽曲である「哀愁波止場」をMay J.が、「ひばりの佐渡情話」を坂本冬美がそれぞれ歌ったシーンでは、奇遇にもちょうどこの日が四十九日にあたる船村氏にも捧ぐこととなった。さだまさしがギター1本で熱唱した「悲しい酒」では、ひときわ大きな拍手が沸き起こり、ひばりについては「僕らにとっては“生きた神話”」と表現した。

東京ドームのこけら落とし公演となった『不死鳥コンサート』の幕開けを飾った曲「終りなき旅」は、EXILE SHOKICHIが熱唱し、歌唱後には「本当に身にあまる光栄な思いでしたし、美空ひばりさんというレジェンド、そして日本の音楽の歴史に、自分なりの精一杯の敬意をもって、一生懸命歌わせていただきました」とコメント。

『不死鳥』公演で、ひばりが渾身の力で最後に歌いきった「人生一路」は、氷川きよしが映像のひばりと代わる代わる歌う演出で、会場には歓声が響く。氷川は「これからもひばりさんの生き方、そして歌を勉強して、僕も長く歌が歌っていけるよう努力をして参りたいと思います」と意気込んだ。

ひばりに「彼が女性でなくて良かった」と云わしめたとされる、五木ひろしは「みだれ髪」でステージに立ち、「ひばりさんへの色んな思いが込み上げてきて、私も必死な思いで歌わせていただきました」と感慨深げに語った。

そしてカバーステージのラストは、全員での「川の流れのように」で締めくくった。

続く後半は、出演アーティストのオリジナル曲を中心に展開。最後は出演者全員で「愛燦燦」をドームに響かせると、歌謡界の歴史に残る一夜は幕を下ろした。

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