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清水尋也ら俳優&監督が集結!「星降る町の映画祭2018」


今年で2回目の開催となった「星降る町の映画祭with CINEMA CARAVAN」。昨年から拡大し、2日間で開催を予定していたが、大型台風の接近に伴い、会場を三浦市・三崎港「うらり」内の三浦市民ホールに変更し、9月29日の1日のみに縮小して開催された。3つのオリジナル作品の映画上映、さらには監督・出演俳優登壇による舞台挨拶も行われた。

突然の会場変更にもかかわらず、収容人数450人のホールは、立ち見が出るほど大盛況。来場者からも「三浦に来て、三浦が舞台の作品を見るという初めての体験が良かった」、「楽しみにしていた映画がどうしても観たかったので、野外で映画を観ることができなかったが、この場で観ることができて良かった」などの声が寄せられ、好評のうちに幕を閉じた。

本映画祭のために制作された3つの作品を上映。上映前に実施された舞台挨拶では、三浦市全編ロケ作品『さかな』からは神徳幸治監督、小川紗良、鈴木勝大、指出瑞貴、菅原健が登壇。神徳監督は、10年前に舞台として上映した『さかな』が10年後に形を変えて、映画として上映できることに対し、出演者や映画作りに携わったスタッフ、来場者の方に感謝の気持ちを述べた。また、鈴木は、「船に乗っての撮影や、撮影以外の時間に三浦の海を散歩するという普段なかなか体験できないことができてよかった」と撮影時の思い出話に花を咲かせました。

圧倒的な映像美と心理描写が胸に迫る『青い、森』からは、井手内創監督、内山拓也監督、清水尋也、門下秀太郎、田中偉登が登壇。井手内監督からは、足元が悪い中、遠方まで来場してくれた多数の来場者にお礼の言葉が述べられた。また、当日の雨模様から、清水が実は雨男であるという告白がされるも訪れた多くの観客を前に「気持ちは晴れています」と述べ、会場は温かい空気に包まれた。

旅を重ねて成長していくフィルムとライブ演奏の作品『Play with the Earth』の志津野 雷監督からは映画撮影のためにダイビングライセンスを取得し、城ヶ島の海で撮影を行ったエピソードや生演奏をしながら映像を観る体験へのこだわりについて語り、その後ミュージシャンが登場し、生演奏による上映が始まった。

城ヶ島公園での実施よりも規模を縮小したものの、ビクセンによるオリジナル手作り望遠鏡ワークショップ、「星降る町の映画祭」の名前にちなみ、望遠鏡の展示や星空雑貨販売、SnowPeakによるアウトドアグッズの展示も実施。城ヶ島公園でのキャンプイン体験は幻に終わってしまったものの、室内の会場にテントが設営され、来場者の関心を惹きつけた。

手作り望遠鏡のワークショップでは、参加した子供が望遠鏡の周りに星や魚など好きな絵を描いて飾り付けを行い、首からかけるストラップのアクセサリーストーンを選ぶなど自由な発想で思い思いの望遠鏡を作って、楽しむ姿も。

また、映画上映の合間に楽しめるフードメニューも充実。映画祭プレイベントの会場となったみさきドーナツや三浦のマグロを使ったごちそうツナ料理を提供するFISH STAND、三浦半島の食材を使ったおつまみとワインをセレクトしたAMIGO KITCHENなど三浦市及び城ヶ島のお店が出店。休憩時間や上映後に賑わいをみせていた。

10月4日より、『さかな』、『青い、森』の本編を期間限定で公開中。2018年12月末まで映画祭公式サイトにて鑑賞することができる。また映画祭当日の模様を収めたレポートムービーを10月末に公式サイトにて公開予定とのことなので、ぜひ作品とともにチェックを。

<関連サイト>
清水尋也,星降る町の映画祭2018,CINEMA CARAVAN
https://star-cinema-festival.com