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落合モトキ「多分、一生やることのない役だなと思った」、映画「日々ロック」新庄役にあたって


「今回の話を最初に聞いたときには……多分、一生やることのない役だなと思ったし、複雑な心境になりましたね。正直、結構焦りました(笑)。あとは、やるからには自分の殻を破らないとダメだなって」

そう語ってくれたのは、11月22日(土)公開の映画「日々ロック」で、ヴィジュアル系バンドのイケメンボーカル:新庄役をつとめた落合モトキ。

落合自身、大の音楽好きでライブにもよく行くとのことだが、この新庄率いるバンドについては
「こんなバンド見たことないですね。ふざけすぎてますから(笑)」
とばっさり。とはいえこの新庄役、一筋縄ではいかなかったようで、今回の撮影はとにかく苦労も多かったが、その反面やりがいもあったとのこと。

今年2014年は映画にドラマ、計10本以上の作品に出演し、俳優として大きな飛躍を遂げた彼が今年最後に送る青春音楽スペクタル映画「日々ロック」。破天荒極まりないけれども、青々&初々しいフレッシュなグルーヴが心に響く今作から、落合モトキが感じたこととは?

——今回の新庄役はイメージを掴むのが大変だったのでは? なかなかないキャラクターでしたからね。
「当初から音楽系でイメージできるものはないなって思ってました。どちらかというとお笑い芸人さんがコントで役になりきる感じを見て勉強しましたね。ただ、一度ミサルカさん(劇中で新庄のバックバンドを務め、楽曲も提供しているバンド)のライブは見させていただいて、その振る舞いは参考にさせていただきました」

——とにかく新庄は普通じゃない。しかも、本当にビジュアル系なのかって感じで、演じていても面白み、演じがいがあったのでは?
「それはかなりありましたね。役者としていつも他人を演じているわけですが、今回は一番他人な感じがしました……本当に自分じゃないような感じというか……。演じているときは楽しかったのかな……正直わかりません(笑)。もう途中からは好き勝手やって、新庄になりきってましたし。でも、それだけに毎回新庄を思い出すのが大変だったというか、次のカットで別のキャラにならないように、新庄としての自分を継続するのが大変でした」

——「日々ロック」という映画自体、みなさん役になりきるしかないような気がしました。それぐらい中身の濃い映画というか。
「その通りですね、スゴい映画です。演じることに関してはいつもと変わらなかったんですけど、恥ずかしい感じが出てしまったら台無しになってしまいますし、今回は思い切りふざけないとダメだなって思ってました。映画を見た人からは“ヤバいよ”って言われましたけど、やっちゃったからねって感じで(笑)」

——作品の中で新庄ってすごくモテますよね、あの魅力は何なんでしょう?
「彼は自信の塊ですからね、うらやましいぐらい。あれは自分にない引き出しでした」

——でも、現実にいたら結構イヤなヤツですけどね。
「結構というより、だいぶイヤですね(笑)。でも、そこまで含めての新庄であって。彼は将来どうなるんでしょうね……。絶対に現状で満足していると思うので、そこは最後いろいろあってよかったと思います(笑)」

——今作は音楽がテーマ。音楽好きの落合さんは主人公の日々沼、彼のバンド:ザ・ロックンロールブラザーズに共感できる部分とかありました?
「曲を作るにあたっては、みなさんいろいろ試行錯誤があると思うんですけど、日々沼は最終的にいい曲を作っちゃうんですよね。そこはすごく憧れました」

——映画には、音楽面で豪華なアーティストがたくさん参加していますね。
「9mm Parabellum Bulletさん以外は結構若手の方ばかりで、すごくチャレンジしている部分もあったと思うんですけど、それが逆にハマってましたね。青っぽい感じで。素晴らしい采配だったなと思います」

——ロック系だけでなく、DECO*27さんなども参加し、音楽的にも幅広いですしね。
「確かにロック中心ですけど、テクノっぽい感じもあったり。でも、いいなって思うところには歌謡曲があったりするので、音楽的にもいろいろな人が年代問わず楽しめる作品になっていると思います」

——今回参加されているアーティストの中で印象に残っている方は? やっぱりミサルカさん?
「ミサルカさんは強烈過ぎでしたね。最初にライブも見ていたのでちゃってましたし。あとは、『日々ロック』の音楽フェスにも行ってきたんですけど、細身のシャイボーイさんはしゃべりもうまくて面白かったですね。ちょっとヤバかったけど(笑)」

——彼は、リアル日々沼的な感じがしますよね。
「確かに近いです(笑)。今回参加していただいたみなさんは、きっと10年後とかにシーンで音を鳴らしてる人たちだと思いますね」

——今年は「ホットロード」や「MONSTERZ」など、たくさんの映画に出演されてきましたが、その中で落合さんにとって「日々ロック」はどんな作品になりました?
「今年は、キャラの濃い役が多かったんですよね(笑)。オカマだったり、暴走族だったり、そしてビジュアル系だったり。おかげさまで街中でもバレないっていうのはあるんですけど(笑)、とにかくキャラが強過ぎるものばかりでした。なかでも『日々ロック』は強烈でしたね。映画館で見た方はどう思うんでしょうね。正直なところ、ふたをあけてみないとわかりません」

——今回の新庄役が、ハマり役だねって言われたら?
「それは素直にうれしいですよ。ハマり役は褒め言葉だと思うので。でも、そう言われてもまた次にビジュアル系の役が来るとは思えませんけど(笑)」

——落合さんから見て、今作の一番の魅力とは?
「すごく映画っぽい作品だと思います。すごく青くて、青春たっぷりで。しかも、今回は音楽、バンドものなのでぜひ映画館で見てほしいですね。家でDVDで見るのとは音響、迫力が全然違うと思うので」

——野音(日比谷公会堂)とかで見たら気持ち良さそうですね。
「それは僕も見たいですね。それも全然アリな作品だと思います」

——今回はビジュアル系でしたけど、こうしてアーティストの役を演じてみて、自分でも実際にバンド活動とかしてみたいって思いませんでした?
「それは思いますよ。音楽活動に関しては以前からやってみたいなとは思ってて。でも、今回アーティスト役を演じてみて、人前に立つのは大変だなと改めて感じました。もしも、今作で日々沼の役とかを演じていたら、ギターは当分いいやとか思ったかもしれないですけど、そういうキャラでもなかったし、音楽に対する熱はまた燃え上がった感じはあります」

——この流れで、今作の音楽面を担当したいしわたりさんのプロデュースで……とかどうでしょう?
「それは大丈夫です(苦笑)。The SALOVERSの古舘くんとかの話を聞いていると、本当に鬼と一緒に仕事していたような感覚だそうなので……(笑)」

——では、ミサルカさんと一緒にやるとか?
「それも大変そうですね(笑)。衣装もすごく重そうですし。一緒に共演していて、みなさん汗もすごくて、特に夏場は地獄そうですよね(笑)。個人的には下北沢の小さい箱とかで友達とライブとやれればって感じです」

——それこそ「日々ロック」的感じで?
「それは憧れますね!」

映画『日々ロック』は、11月22日(土)より、全国ロードショー。

©2014「日々ロック」製作委員会 ©榎屋克優/集英社

<関連サイト>
『日々ロック』 http://hibirock.jp
落合モトキ オフィシャルブログ http://ameblo.jp/ochiai-motoki/
映画『日々ロック』、ハチャメチャな予告映像が公開 http://www.entameplex.com/archives/13791