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LiLiCoの「映画のような」人生……15年越しの成功には同郷・川上麻衣子の姿が


今年で17年目を迎えた「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(以下、SSFF&ASIA)」。世界100以上の国と地域から集まった選りすぐりの作品を上映するこの映画祭、アンバサダー(親善大使)を務めるのは、映画コメンテーターとしても著名なタレントのLiLiCo。彼女はこれまでに数多くの映画を世に紹介し、そこからヒット作が生まれることもあった。SSFF&ASIAオープニングセレモニー当日、Entame Plexは古くからこのイベントに関わり、アンバサダーとして2年目を迎えるLiLiCoに、ショートフィルムの魅力や、彼女の「映画のような」人生について話を聞いた。

――LiLiCoさんは、ご自分で当日のイベントにあったスタイリングをされるとか。本日の着こなしのポイントは?
「今日はレッドカーペットを歩くので。やっぱりロングじゃないとダメなんです! エンターテインメント業界の決まりなんです!これは」

――言い切りましたね(笑)。
「とはいえ、ミニスカートでこのSSFF&ASIAに参加したこともあるんですけど(笑)。主催の別所哲也さんが、背も大きくて派手な方なので、今日はそれに合わせてというのもあります。でもこれH&Mなんですよ(笑)」

――え!? もっと高そうに見えますね。
「H&Mの中では高い方なんですけどね(笑)。今日は別所さんと一緒にMCをして、司会台に行ったり、中央舞台にあがったり、レッドカーペットを歩いたり……色々と移動するので肩は出しても、筋肉ムキムキの脚は出せない、でもちょっとスリットはあってもいいか、など悩みました」

――SSFF&ASIAへの思い入れは?
「スウェーデンやアメリカでは、ショートフィルムはベーシックな存在です。スウェーデンに住んでいたころもよく観ていたんですよ。でも、日本ではあまり見ないなって思っていて。15年前、別所さんに初めてお会いしてこの映画祭を知って」

――そのころからのお付き合いなんですね。
「でも『一緒に何かやりたいな』って思っても、縁はなかったんです。まだ『王様のブランチ』で映画コメンテーターの仕事も始まっていなかったし。LiLiCo=映画のイメージもなかったし」

――でも、現在ではアンバサダーを務められていますね。
「ショートフィルムはわずかな時間の中で感動できることを、様々な人に知って欲しくて。とにかくたくさん映画について勉強しましたね。だからアンバサダーとして受動的な役割ではなく、自ら動いて番組をブッキングしたり、売り込みもしたりしました」

――THE・親善大使ですね。
「SSFF&ASIAに来てくださるお客さまが固定客ばかりになる実情を変えたいなと思って。今年は親子で楽しめる『チルドレンプログラム』などもあり、子どもたちにもショートフィルムの良さを伝えていければいいですね。実体験として、私もスウェーデンでショートフィルムに感化されて、制作したりしていましたし」

――へええ!
「ショートフィルムが日常の中にあるものになってほしい。本職以外の話題性のある方に制作を挑戦してもらえれば、もう少し広がるかな、とか考えています」

――今回の映画祭のテーマが「シネマティック・モーメント」、日常が映画のように見える瞬間を指していますが、LiLiCoさんのそうした瞬間を教えてください。
「スウェーデン出身の私が日本に来たころ、やっぱり何か支えを欲したんですね。同郷だと盛り上がるじゃないですか?『きみも広島出身なんだ!』とか。そこで芸能界にスウェーデン出身の人っているかな、って探したんです」

――はい。
「そしたら川上麻衣子さんがスウェーデン生まれなんですよ。それで私、彼女と会える日を待つこと15数年……。それで、ある舞台挨拶で彼女に花束を渡すチャンスが巡ってきて」

――おお!
「でも結局は、隣の(片岡)鶴太郎さんに渡すことになっちゃって(笑)」

――はははは!
「ああ~惜しい!って。ところがあるとき六本木のベルファーレで踊っていたら、フロアで陽気なおじさんが盛り上がってるわけですよ。その姿が楽しそうで私も“ウェ~イ”って遊んでたら、『すみません、うちの父が……』って声かけられて、振り向いたら川上麻衣子さんが立ってたっていう」

――まさに「シネマティック・モーメント」。映画のような瞬間ですね。
「それでやっとお知り合いになれて。それから別の日に一緒にゴハンを食べに行ったら、その場にバラエティ番組『元祖!でぶや』のプロデューサーがいらっしゃって、パパイヤ鈴木さんと知り合うんですね。そこでパパイヤさんが『君、事務所に所属してないんだったら、ウチ紹介するよ』って言ってくださって。今もパパイヤさんと同じ事務所に所属しています」

――シンデレラ・ストーリーを地で行くお話ですが、川上さんにその旨を伝えたのですか?
「はい。『私はあなたに知り合うまでに15年かかったんだよ』って。驚いてましたね(笑)。今年の夏は一緒にスウェーデンに行けたらいいよね! なんて電話で話したりしています」

それから彼女は、さまざまな挑戦や多くの場所に出向くことで、誰にでも「シンデレラ・ストーリー」が起こりうることを実体験として語ってくれた。「やりたいことをどんどん口に出して動くこと」それが“映画的”な人生をおくるコツだとLiLiCoは笑った。

なお、米国アカデミー賞公認 アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2015」は、東京・横浜の各会場にて、6月14日(日)まで上映中。

<関連サイト>
「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2015」 http://www.shortshorts.org/2015/index.php
“闘う”映画コメンテーターLiLiCoにインタビュー 「映画業界を変えたい」その熱い想いとは? http://www.entameplex.com/archives/17582
別所哲也、LiLiCo、斎藤工や鉄拳まで…華やかに始まった短編映画祭 http://www.entameplex.com/archives/21261