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松田凌が舞台『K』第二章への意欲を語る「前作をブチ壊したい」


8月5日、渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて舞台『K』 第二章 ―AROUSAL OF KING―の東京公演ゲネプロ&囲み取材が行われた。

この舞台はTVアニメ「K」を原作にしたもので、2014年に上演された初演のチケットは即完売する人気ぶりを見せた。物語は、現実とは異なる歴史を歩んだ現代日本を舞台に、通称“シロ”こと平凡な高校生・伊佐那社が様々な争いに巻き込まれていくというもの。

原作の世界観を忠実に再現したこの舞台は好評を浴び、このたび第二章が8月より幕を開けることとなった。主人公・シロを演じる松田凌は「前作から約1年を経てようやく第二章を上演することになりました。新しいキャストを迎えて前回とは違った舞台『K』になったと思います」と自信をのぞかせた。

シロと行動をともにする通称“クロ“こと夜刀神狗朗を演じる荒牧慶彦は、「僕自身、「K」という作品が大好きで、待ち望んでいた第二章を上演することができうれしく思っています」と感想を述べる。

新たなキャストとして周防尊を演じる和田雅成_は「前作より新キャストが加わることでパワーアップしたねって言われるように挑みたい」と意気込みを語った。同じく新キャストの伏見猿比古を演じる安西慎太郎は「単なるキャラクターではなく人間として伏見を舞台上に乗せたいという思いを強く持っています」とのこと。

見所を尋ねると、松田は「いい意味で前作でつちかってきたものをブチ壊したい。前回はアニメが原作であるのを強く意識しましたが、今回は自分たちの感情や人間が演じる意味を役にしっかりと乗せてきたつもりです。「K」という原作がもつドラマを皆さんに感じていただけたら」と返答し、荒牧から「完璧な答え。つぎに何も言えない」と称賛を受けていた。

また、宗像礼司を演じる南圭介は、以前の取材の失敗を明かす。宗像は「見所は抜刀シーン」と答えたそうだが、翌日の新聞には「罵倒シーン」と書かれていたという。これを踏まえ、今回は「見所は抜く刀、と書いて『抜刀シーン』です」と記者に念を押し、笑いを誘った。

ファンへのメッセージを求められた、八田美咲を演じる植田圭輔は「前回の公演はなかなかチケットが手に入らず見れなかったという声をかなり聞きましたが、今回は公演数も増え、大阪にも行きます。もっと多くのかたに舞台『K』を知ってもらいたい」と答え、最後には松田が「最高のキャストと最高のスタッフで、絆の物語を、『K』という世界を、ご来場いただいた皆さんに届けます」と、場を締めくくった。

舞台『K』 第二章 ―AROUSAL OF KING―の東京公演は、8月5日~8月15日まで、渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo、大阪公演は、8月19日~8月22日まで、大阪メルパルクホールにて上演。

©GoRA ・GoHands/k-project ©GoRA ・GoHands/stage k-project

<関連サイト>
舞台『K』 第二章 ―AROUSAL OF KING― http://www.marv.jp/special/stage-k/