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「おそ松さん」ファンも必見! 生誕80周年記念「赤塚不二夫のビチュツ展」が開催中なのだ


今年は漫画家・赤塚不二夫氏が生誕して80周年。それを記念して、12月3日~16日の期間、東京・原宿のBANK GALLERYにて「赤塚不二夫のビチュツ展」が開催中。

この展覧会は、赤塚不二夫氏を愛し、赤塚マンガを親しんだ作家が集まり、「赤塚作品」をパロディ・オマージュした制作物を展示。参加アーティストは、アーティストの村上隆氏や写真家のアラーキーこと荒木経惟氏ほか、ジャンルや世代を超えた20組だ。

ギャラリーの入り口では、バカボンとバカボンのパパがお出迎え。中に入ると、3フロアで様々な作品を楽しむことができる。

場所には「ニャロメ」「ウナギイヌ」など、赤塚作品のキャラクターが配置されている。来場の際には、お気に入りのキャラを探してみよう。

また、赤塚不二夫氏(当時は藤雄)が作家デビューする前に制作した絵画も初出品している。中央に川が流れる穏やかな山村の風景は、氏が16~17歳の頃に新潟の塗装店に勤務していた頃に描かれたものだ。

そのほかにも、「おそ松くん」を描いたガムやチョコレートの包装など、赤塚作品の貴重なキャラクターグッズも勢ぞろい。現在放送中のテレビアニメ「おそ松さん」(テレビ東京系)のファンも必見な品ぞろえだ。

最上階には、荒木氏が撮影した赤塚不二夫氏の写真が飾られ、赤塚作品のアイコンともいえる「バカボンのパパ」に扮した赤塚氏の、のびのびとした姿が封じ込まれている。そして最奥にはタバコを指にはさみ、にっこりと微笑む赤塚氏のポートレイトがあり、「これでいいのだ」と、こちらに語り変えているようだ。

赤塚氏は、2008年8月2日にこの世を去ったが、彼の生み出した数多くのキャラクターたちは今も生き生きとコミカルに動き、多くの世代に笑顔を届けている。「バカ」をすると何かと怒られる昨今だが、この場所では、みんなが「バカ」になれる自由なのびのびとした雰囲気に満ちていた。

<関連サイト>
生誕80周年 赤塚不二夫公認サイト「これでいいのだ!!」 http://www.koredeiinoda.net/80thanniversary