12月24日にNHKにて放送されるドラマ「ビューティフル・スロー・ライフ」のクリスマストークショーが22日、都内にて開催され、主演の常盤貴子、北村一輝、そして、音楽の中島ノブユキと源孝志監督が登壇した。

このドラマは、４K高精細映像で制作された作品で、劇団の看板女優である「彼女」（常盤）にひそかに恋焦がれていた小道具係の「彼」（北村）の恋が実り、子どもが生まれ、すれ違いを乗り越え、やがて妻への最後の贈りものをする――そんなふたりの人生の“忘れ得ぬ４つの場面”を４つのショートドラマとして描き出している。

常盤は、自身が演じた役どころに関して「舞台女優役だったのでですごくプレッシャーがありました。お恥ずかしいかぎりで、日本の演劇関係者には観てもらいたくない……（放送日の）24日は皆さんどこかに出掛けてください（笑）」とジョーク交じりに語った。

一方の北村は、「キャストの名前のない珍しいドラマ。“彼”“彼女”という誰もが共感できるような作品です。ドラマというよりもPVを撮るような感覚で挑みました。秒数に従って撮ったりしたので、刺激的で面白い経験でした」と振り返った。

常盤と北村の共演は、NHK大河ドラマ「天地人」（2009年）ぶり。常盤は「北村さんとは以前大河ドラマでご一緒していて、私の中では完全に“殿”なんです（笑）。家でテレビを観ていても『あっ！ 殿が頑張っていらっしゃる』って未だに位の違いを感じていて……。約１年間撮影で一緒だったので、そのときの感覚が刷り込まれていて（笑）」と笑いを誘い、「今回、そんな殿と夫婦役をやれるようになったんだと嬉しかったです。久々にお会いした殿は、笑顔が可愛くて優しくてとても幸せな時間でした」と、北村の印象を語った。

そんな常盤の言葉を受け、北村は「大河ドラマの時は、殿なのに家臣に取られてしまい失恋したんです。夢が叶い常盤さんとやっとカップルになれました」と満面の笑みを浮かべた。

また、北村にとって今作が初の恋愛ドラマ挑戦とあって「常盤さんは、“女王”と言ってもいいくらい数々の恋愛ドラマに出ているので、ここは胸を借りて頑張ろうと安心して現場に入ることができました」と常盤との久々の共演を喜んだ。また恋愛ドラマに出たいか聞かれた北村は「恋愛ドラマの帝王になるしかない、でも年かなぁ（笑）」と照れ笑いを浮かべつつ、最後に「自分に置き換えてみたりして幸せな気分になって観ていただきたい」とドラマをアピールし、締め括った。

４Kドラマ「ビューティフル・スロー・ライフ」は12月24日（木）22時より放送。

＜関連サイト＞
「ビューティフル・スロー・ライフ」（NHK） http://www4.nhk.or.jp/P3731/