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九州北部豪雨から1年…久大本線の全線運転再開が決定!


2017年7月に発生した九州北部豪雨の影響により、同年7月5日から光岡駅~日田駅間で運転を見合わせていた久大本線(JR九州)が、2018年7月14日に全線での運転再開が決定。このたび、久大本線全線での運転再開と、復興への歩みをさらに進めるため「久大本線 ぜんぶつながるプロジェクト」が始動した。

各地で大きな爪痕を残した大雨から、力強く復旧した沿線地域。豪雨の被害と復旧への歩みを、改めて振り返ると…

◆2017年7月九州北部豪雨、その被害
・307件の土砂災害
・死者37名、行方不明者4名
・福岡県朝倉市朝倉・大分県日田市日田の24時間雨量が観測史上1位を更新
・久大本線では橋りょうの流失や信号関係ケーブルの断線など11件の被害
・光岡~日田間の花月川橋りょうは6連の桁のすべて、5本の橋脚のうち4本が流失という被害
・2017年7月5日~9日までの5日間で、計16路線で1,516本が運休し、約30万人のお客さまに影響
・「ゆふいんの森」の2017年度のご利用は前年比56%と約半分

そんな観測史上類を見ない集中豪雨は、鉄道など交通インフラにも大きな影響を与え、特にJR九州の久大本線は花月川の橋りょうが流出し、博多~由布院間は迂回ルートを通じての運行になるなど、大きな影響も。そして今回、久大本線全線での運転再開にあわせて、新幹線活用久大本線活性化協議会、大分県・、R九州は、橋がまた「つながる」ことから、沿線にお住まいの方々と災害からの復興を応援してくださる全国の方々がつながる「久大本線 ぜんぶつながるプロジェクト」を実施。

同プロジェクトでは、スペシャルサイト内のメッセージ募集フォームを通じて全国から様々な「想い(願い)」を募集。集まったメッセージの中から複数のメッセージを選び、「ふうせん」に印字し、この想いが詰まった風船は、7月14日の久大本線全線の開通後、久大本線の象徴的列車・特急「ゆふいんの森」号初運転に合わせて空に飛ばす予定。

「天まで想い(願い)がつながるように。」さまざまな想いがふうせんとなって、九州の空に舞うこととなる。ぜひ復旧の喜びを込めたメッセージの投稿を。

また、スペシャルサイトでは沿線に住む方々と全国の方々が「つながる」施策の一つとして、久大本線沿線の「元気な様子」も募集。これは、沿線はもちろん、豪雨による災害から力強く復興し、元気に過ごしている沿線の様子を、全国に届けていくための企画。ハッシュタグ「#久大本線つながる」を付け、TwitterもしくはInstagramにて投稿するだけでOK! サイトやハッシュタグを通じて、元気な久大本線沿線の姿を感じてもらえるような企画となっているので、ぜひ久大本線沿線の「元気な様子」にも注目。

<関連サイト>
「久大本線 ぜんぶつながるプロジェクト」サイト
http://kyudai-line.com