ハイブランドの創始者にして、フランスの伝説的ファッションデザイナー、イヴ・サンローラン。彼のキャリアと人生の光と影を描いた映画「イヴ・サンローラン」が、９月６日より全国公開となる。

本国のフランスでは初登場１位の大ヒットを記録し、今年度のベルリン国際映画祭パノラマ部門のオープニング作品ともなった本作は、公私共にサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェが全面協力。イヴ・サンローラン財団所有の貴重なアーカイブ衣装が貸し出されて制作された財団初公認作品となっている。
「脚本を読んで、サンローランが若い頃から新しいことに挑戦しつづけたことに感銘を受けた。創造することが、幸せを感じる唯一のことだったんだ。この映画で気に入っているのは、サンローランの人格の暗い側面、アルコールやドラッグとの接触をごまかしたりしていないところ」と語るのはサンローラン役を演じた主演のピエール・ニネ。彼女は、サンローランの若かりし頃にまるで生き写しだと、その容姿と演技力で現在注目を浴びている。また、監督のジャリル・レスペールは「これは、20年間にわたり、まばゆいほどの才能を発揮した男の物語だ。21歳で栄光を手にし、オートクチュールの高品質を庶民的な既製品に適用した、最初のデザイナーだった。その陰で情緒的な衰弱に苦しみ、そうした20年を通じ、感情のこもった力強いドラマとして描くことができた。」とコメントしている。

2014/フランス/カラー/シネマスコープ
配給／KADOKAWA
©WY productions – SND – Cinefrance 1888 – Herodiade – Umedia

＜関連サイト＞
「イヴ・サンローラン」 http://www.phantom-film.jp/library/site/ysl-movie/