浅野忠信、「私の男」で共演の二階堂ふみを絶賛!
2日、都内で映画「私の男」公開直前プレミア試写会が行われ、主演の浅野忠信、二階堂ふみをはじめ、高良健吾、藤 竜也、そして熊切和嘉監督が登壇した。
今作は、桜庭一樹の直木賞受賞作を映画化。北海道・紋別と東京を舞台に、禁断の愛を描いている。なお、第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門への出品も決定している。
浅野は今回演じた淳悟に関して“40歳の今しかできない役”と話し「30代がなかなか大変だった。役者としても自分と向き合うことが多く、そこで40(代)になったらこういう役を演じてみたいとイメージがあったんですが、今回はそこで考えていたイメージの1つをいただきました」と笑顔で語っていた。
一方、二階堂は今作を“運命の作品”と語り「オファーの2年前に監督にお会いして、この人と絶対仕事をするって直感的に思ったんです。それで2年越しに作品のお話をいただいて。しかも、原作の桜庭一樹さんも大好きで、印象的な本でもあったので、運命が重なりました」と、こちらも今作への出演を素直に喜んでいた。
今回2人は親子役ながらも濃厚な絡みのシーンも熱演。浅野は「(このシーンは)1つのキーになると思っていたので、2人の時間をしっかり表現したかった。すごくいいムードで2人の世界ができました」と話すと、熊切監督も「匂いたつようなシーンにしたかった。段取りにはない2人の素晴らしい生身の演技を撮ることができました」と満足げに話していた。
また、浅野は先日ニューヨーク・アジア映画祭でライジング・スター・アワードを受賞した二階堂の演技についても絶賛。「彼女に助けてもらうことがほとんどだったし、僕が求めているもの以上で、映画を引っ張っていってました。今回の役は、僕と同年代の方でも演じるのが難しいと思うんですが、それを彼女は見事に演じきっていて。ぜひこれからも一緒にやりたいですね」と話していた。
今作は舞台が紋別ということで、会場にはスペシャルゲストとして紋別の特別観光大使:紋太くんが登場。浅野らに本物の流氷をふるまい、イベントを盛り上げた。
映画「私の男」は、6月14日より、新宿@ピカデリーほか全国で公開。
<関連サイト>
「私の男」 http://watashi-no-otoko.com
二階堂ふみと浅野忠信が描く“禁断の愛”、『私の男』映画化! https://www.entameplex.com/archives/8960