楽天トラベルでは、2014年10月1日（水）から11月30日（日）までの期間の国内宿泊旅行を対象に2014年９月３日時点での２名以上利用時の予約人泊数実績をもとに前年同期比で算出したところ、今年の秋の行楽シーズンの旅行動向は、国内旅行が前年同期比＋14.７％と好調。そして、前年同期比で見た伸び率ランキングのベストテン圏内には、九州エリアから３県がランクインするという結果となった。

■秋の旅行先 都道府県別伸び率ランキング
順位　　都道府県　昨年対比
第１位　佐賀県　　＋91.３％
第２位　福岡県　　＋76.８％
第３位　徳島県　　＋69.９％
第４位　新潟県　　＋63.７％
第５位　長崎県　　＋57.１％
第６位　埼玉県　　＋43.９％
第７位　岩手県　　＋42.６％
第８位　大阪府　　＋41.０％
第９位　愛媛県　　＋40.３％
第10位　山形県　　＋37.０％

今回は、秋の人気旅行地ランキングで上位を占めた九州３県と四国エリアの人気の理由を解剖。

＜首都圏からの増便による旅行者増で 佐賀県が第１位＞
今年７月には羽田、８月には成田と首都圏からの増便が相次ぐ有明佐賀空港は、客足も昨年の約２倍に増加、見事ランキング１位となった。特に日本三大美肌の湯と呼ばれる嬉野温泉のほか、武雄温泉、太良、鹿島、小城、伊万里、有田エリアは同＋100.６％と賑わいを見せている。

＜第２位 福岡県はロケ地めぐリが話題＞
大河ドラマの「黒田官兵衛」ゆかりの地として、福岡県では県内各地の観光地が人気に。特に、西光寺や黒田家の家臣団「黒田二十四騎」ゆかりの地を含む周辺エリア（※宗像・若宮・飯塚）は同＋178.０％と大幅増。また、福岡城跡のある福岡市周辺エリア（※天神・中洲・百道浜、糸島）は同＋88.１％、秋月城下町を含む久留米周辺エリア（※久留米・甘木・原鶴）は同＋73.２％と、ゆかりの地を周遊する秋旅行が盛り上がりを見せている。

＜第５位 長崎県は周遊旅行が人気＞
世界遺産候補として注目される「長崎の教群とキリスト教関連遺産」と「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」で盛り上がる長崎県も、同＋57.１％と好調で、レンタカーで周遊観光する動きが高まっている。

＜四国エリアキーワードは「紅葉」×「パワースポット」＞
今年開創1200年の四国八十八か所霊場巡りでのお遍路人気が継続している四国エリア。徳島県が同＋69.９％、愛媛県が同＋40.３％と好調で、徳島県では今年、国定公園指定50周年を迎えた剣山国定公園の「祖谷のかずら橋」「大歩危峡」を含む徳島北部エリアが同＋70.0％、世界三大潮流でパワースポットとしても知られる「鳴門海峡」や紅葉の名所「丸山公園」などを含む鳴門・徳島市内エリアが同＋71.２％と、パワースポットや紅葉を周遊できるエリアに人気が集まった。

また、愛媛県では日本七霊山のひとつ、紅葉の名所として人気の石鎚山周辺エリア（※西条・新居浜・四国中央）は同＋78.７％、渓谷沿いに紅葉のアーチが広がる「滑床渓谷」を含む八幡浜・宇和島エリアが同＋92.２％と、こちらも同様に、紅葉やパワースポットを同時に楽しめるエリアが注目を集めている。

＜関連サイト＞
「2014年秋、人気急上昇の旅行先ランキング」 http://travel.rakuten.co.jp/ranking/special/autumn/