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劇団EXILEがお尻を出す衝撃作! 『スキマスキ』主演の町田啓太インタビュー


隣家のカーテンの隙間から見える女性に恋した童貞男が、恋にエロスに人生に奔走&妄想&葛藤してもがく青春ラブコメディ映画『スキマスキ』が完成。「うさぎドロップ」の宇仁田ゆみによる同名コミックを『うそつきパラドクス』などが海外映画祭で話題となった吉田浩太が映像化した注目作に、劇団EXILEの町田啓太が参戦。隙間の先に興奮するという困った性癖を持つ大学生ヘイサクを演じた町田が、映画初主演の感想などを語った。

――映画初主演で、衝撃的なテーマですよね(笑)。映画が完成した今、いかがですか?
「映画の主演は初めてで、しかも恋愛コメディーだったのでうれしかったです。昨年はNHK連続テレビ小説『花子とアン』にも出させていただいて、演技の現場に立つ機会が増えたなか、こういう素敵な作品に出会ったので絶対頑張ろうと。気合いだけしかなかったですが、演じたヘイサクはスキマフェチなのでわからないことが多かった。なので、ピュアさやおバカさという要素を自分の中に見つけて、それを広げるように演じようと思いました」

――確かに隙間の先に興奮するという困った性癖は、なかなか持ち合わせてはいないです。
「スキマフェチの気持ちは僕にもわからなかったので、よく聞く修学旅行で女風呂をのぞきたい的な学生のノリを想像して、そういうところをとっかかりにしましたね。自分の学生時代も思い出してテンションを上げて、ウキウキ感やぶざまな姿などをイメージして、撮影に臨みました。自分の部屋で自問自答と言うか、ブツブツ言うみたいなことは経験があったので(笑)、それは突破口になると思ってヘイサクのキャラクターを広げていきました」

――ヘイサクは自分の性癖を自覚しているので、観ていても感情移入はしやすかったです。
「結局は、誰でも抱いているようなコンプレックスの一種なんですよね。ヘイサク自身も自分を変態だと自覚していて、ある時それを認めてくれる人が現れた。共通の趣味を持った人が見つかったことで成長もして、結局は自分らしくあればいいという気持ちにいたる。彼の気持ちが変化する過程が見えたので、その後は苦じゃなかったです。彼を通じて昔の自分を思い出すこともあったので、自分を見つめ直す機会にもなってしまいましたが(笑)」

――それにしてもヘイサクの演技を観れば、ファンの方はビックリすると思いますが(笑)。
「そうですね。衝撃的ですよね(笑)。お尻も出していますし、いろいろなことをさせていただいているので(笑)。逆に、そういう面を見せることが今までなかったので、そのギャップを観ていただければ。でも、エロスな濡れ場ではないので、作品全体をピュアな感覚で観ていただけると思います。それは作品のテーマでもあったので、ビックリするとは思いますが、作品全体のキモになってくるシーンです。メッセージを感じとってほしいですね」

――ファンだけでなく、劇団EXILEのメンバーの方々にも今回の映画、観てほしいですね!
「そうですね(笑)。実はマサジという役柄でメンバーの八木将康が一緒に出ていますが、ほかのメンバーにも観てほしいです。仕事の報告じゃないですが、それこそスタッフの方々も相当驚かれると思うので(笑)公開が楽しみです! ラブコメで主演だと言うことは伝わっていても、ここまでガッツリ自分がやっているとは誰も思っていないはずなので。いままでにない一風変わったピュアな映画になっていると思うので、応援してください!」

映画『スキマスキ』は、2月7日(土)よりシネマート六本木・心斎橋にて公開、Google Playにて同時配信!

© 2015 宇仁田ゆみ・小学館/「スキマスキ」製作委員会
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)

<関連サイト>
「スキマスキ」 http://sukima-suki.com/
劇団EXILE http://www.gekidan-exile.com/