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市原隼人主演×三池崇史監督作『極道大戦争』がカンヌ映画祭の監督週間に正式招待


6月20日より公開となる三池崇史監督の最新作『極道大戦争』の公開を記念して、自身がプレゼンターを務める「三池崇史監督 presents 大人だけの空間」と題したトークショー付きプレミア試写会が20日、ビルボードライブ東京にて行われ主演の市原隼人が三池監督とともに出席した。

このイベントは、今回で15回目の開催で、豪華ゲストと三池監督による飲み会のような雰囲気で進行する台本のないトークショーが醍醐味のイベント。今では200名の当選枠に対して1万前後の応募が集まるプレミア試写会となっている。

「神様のパズル」以来7年ぶりとなる三池作品への参加となった市原は「三池組は、スタッフ全員がお互いに信頼でつながっていて、三池監督には生半可なものは渡せないって感じで限界までこだわる職人気質な方が多くて、そうした現場に毎日いられることが嬉しかったです」と撮影を振り返った。

すると、三池監督から最初に今作の台本を読んだ感想を聞かれ「カエルは出てくるし、河童は出てくるし、何が何だか……(笑)、クレイジーなぶっ飛んだ作品だし、何かボーダーラインを壊すようなものが出来るんじゃないかと胸が高鳴った」と語る。すると三池監督は、「皆さんがこの映画を面白くないと感じたら、それは僕のせいじゃなくて、市原さんのせいです(笑)。だって、彼に合わせていったら、自然とこういう映画になっちゃんだもん。この映画で市原さんのファンを続けるも良し、離れていくのも良し……(笑)」とジョークを飛ばし、会場を盛り上げた。

また、そんな2人に朗報が。このたび『極道大戦争』が、5月13日(カンヌ現地時間)より開催される第68回カンヌ国際映画祭 監督週間に正式招待され、スペシャルスクリーニング上映されることが決定した。

この発表を受け、三池監督は「カンヌの監督週間は『極道恐怖大劇場 牛頭』以来12年ぶり。もう(監督人生も)終わりに近いかな(笑)。監督週間は、映画を楽しもうと思って集まってくれる方々の生の反応を感じることができるので、自分の作品を全く違う視点で見ることができる良い機会。またここに戻ってこれたのは、凄く嬉しい。世界中の映画の中から、この『極道大戦争』を選んだカンヌに“良い度胸してるな”と敬意を込めて言いたい。ただ、彼ら(カンヌの選出者)にとって、見るべき価値のある作品として選んでくれたことは嬉しいけど、選んだのは彼らなので、観客がどう思っても、俺の責任じゃないから(笑)」とコメント。

一方、市原は「三池監督の現場は、毎日が輝き新鮮で職人という言葉が似合う風が吹いていました。撮影中現場に行く事が毎日本当に楽しみでした。今回フランスのカンヌで上映されるということで、多くの皆様にこの作品を可愛がって頂ける事を願っております」とコメントを寄せている。

「極道大戦争」は、6月20 日(土) TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショー。

© 2015「極道大戦争」製作委員会

<関連サイト>
「極道大戦争」 http://www.gokudo-movie.com
市原隼人主演映画『極道大戦争』予告編でKNOCK OUT MONKEYの主題歌「Bite」解禁 https://www.entameplex.com/archives/20070