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【動画】お台場に超巨大ウォータースライダーが出現! 仕掛け人が語る開催までの道のり


6月6日、7日の2日間、お台場・夢の大橋にて「Slide the City JAPAN(スライド・ザ・シティ・ジャパン)」が開催された。

このイベントは、アメリカで昨年行われた「Slide the City」の日本版で、街なかで全長300mのウォータースライダーを楽しむものだ。都会の日常に突然現れるレジャー空間が不思議なコントラストを生み、参加者はもちろん、観る者も魅了する内容となっている。

前日の雨模様から嘘のように天候が回復した6日、本場と同じく300mのウォータースライダーがお台場に出現。子どもから大人まで、多くの人々がこの”カオスな”空間を楽しんだ。聞けば、開催決定後、SNSで話題を呼び、チケットの予約枚数1万2千枚は発売開始からわずか1週間で完売したという。

スライダーには毎秒約4Lを一気に放水することで約300mを30秒程度で駆け抜けることが可能となっている。始めはこわごわと身を乗り出していた参加者たちも、次第に大胆になり、スライダーからは嬌声が飛び交った。「楽しかった!」「サイコー!!」。ゴールで参加者に感想をたずねると、大きな声でコメントを返してくれた。

だれもが笑顔のこのイベントはどのように実現へ至ったのだろう?企画者に話を聞いてみた。仕掛け人は「泡パ」や「BURNING JAPAN」など、数々の話題のパーティを仕掛けるパーティクリエイター:afromance(アフロマンス)と、「早朝フェス」の仕掛け人であるハッピネスアーキテクト。

ハッピネスアーキテクトは「究極のストリートパーティをテーマにしている」と今イベントのコンセプトを語る。「もともとはソルトレイクで行われていたイベントだったのですが、昨年その様子がYouTubeにアップされていて、ふたりで『これ日本でやりたいね』って言っていたのが始まりです」。

afromanceは実現した風景を見て「なんだろう、まだ現実味がないですね」とコメントした。「始めは『こんなの日本でできるわけねーじゃん』からのスタートだったんで」と開催までの苦労を匂わせる。さらに、開催までの準備期間を振り返り「とにかく場所決めが大変で。公共の場所でやるので、関係者を全員説得しなくちゃならない。前代未聞のイベントなので『判断できない』『どこか前例がないと』って言われるんですね。それを試行錯誤しながらイエスに変えていくのが苦労しましたね」と答えた。まさに今回のお台場でのイベントはその第一歩ともいえる。

ハッピネスアーキテクトによると、「予定として今年の夏に10カ所くらいで開催することを目標に動いている」とのこと。すでに8月15日(土)・16日(日)には埼玉県所沢市の西武プリンスドームでの開催が決定しているという。

<関連サイト>
「Slide the City JAPAN」 http://slidethecity.jp