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山猿、ひとり紅白ライブに2万人が熱狂!


10月から毎月新曲を配信限定シングルとしてリリースし、4作連続でのレコチョクジャンルチャート1位を獲得し続けている山猿が27日、故郷であり今もなお拠点としている福島・郡山市民文化センター大ホールでワンマンライブ「山猿だよ!!勝手に紅白猿合戦2015~あの夢への第一歩~」を行った。

今年2回の全国ツアー「あいことばは生猿です!!襲名披露ツアー2015」「あいことばは生猿です!!ツアー2015~夏の陣~」を行い成長して帰ってきた山猿にとって、この日のライブは、「2015年の集大成をみせたい」と意気込むライブとなっていた。

ホールが暗転し、オープニングSEが流れると会場はペンライトでシャンデリアのように色めき、歓声が最も高まった瞬間、斜幕の奥に山猿が浮かび上がるように登場。福島の雪景色を歌ったヒット曲「カジカ」と共に厳かにライブはスタートした。

「正直者はバカをみる」「花火」「NAGISA」など勢いのある曲が続き、突如会場が真っ暗になると、ダンサーがコンテンポラリーなモダンダンスを披露。曲の終りにフードマントを被った山猿が謎の男として登場し、現代のイジメ問題を追及するフリースタイルな新曲を歌い、その圧倒的な演出に会場は固唾をのんだ。

そして、LGMonkees時代からのヒット曲で山猿の名刺代わりにもなっている名曲「3090~愛のうた~」を歌唱。歌い始める前に自身の父親との昔話や歌手になった今、父親に伝えたいことを語り、会場は楽曲とともに一気に感動に包まれた。そして10月に配信限定シングルとしてリリースし、セツナソングとして中高生を中心に人気の「180°」が流れると生中継で配信中のニコニコ生放送は「キターーー」という文字の弾幕でお祭り状態に。本編最後の曲となる「風」も弾幕の嵐は止まず、キャノン砲での金テープが空から舞い降り、メジャー感をしっかり残して終えた。

観客による「3090~愛のうた~」の大合唱による鳴り止まぬアンコールの中、山猿が再びステージに登場し、新曲「赤い実ハジケタ恋空の下..part2」を初披露。あえて曲紹介をしなかった為、観客は無言で曲に聴き入った。終演後にサプライズでこの楽曲タイトル、配信情報と2016年4月から始まる全国ツアー「猿年だよ!!全員集合ツアー2016~見る猿、聴く猿、歌う猿~」が発表されると会場には歓喜の歓声が鳴り響き、超満員の会場と生中継の観覧者とで2万人が熱狂したライブは大盛況のうちに幕を閉じた。

Photo by YosukeKAMIYAMA

<関連サイト>
山猿 http://www.yamazaru.net