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モヒカン・松田龍平と親子役を演じた柄本明「感慨深いものがありました」としみじみ


4月9日より全国公開となる映画『モヒカン故郷に帰る』の特大しゃもじでヒット祈願イベントが8日、都内にて行われ、主演の松田龍平をはじめ、キャストの柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、そして、沖田修一監督が出席した。

本作は、妊娠した恋人・由佳(前田)を連れて、結婚報告をするために7年ぶりに故郷・戸鼻島に戻ってきた緑のモヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン・永吉(松田)が、矢沢永吉をこよなく愛す頑固おやじ・治(柄本)と筋金入りの広島カープ狂の母・春子(もたい)、そしてたまたま帰省していた弟・浩二(千葉)ら3人の家族と繰り広げるホームドラマ。

松田は「役作りはモヒカンにしたことくらいかな(笑)」と笑いを誘いつつ「モヒカンで革ジャンを着てデスメタルをやっているという自分のスタイルを持っている役だったので、まずは形から入ってそこから自分の気持ちを作っていきました」と振り返った。

姑役である、もたいの印象を聞かれた前田は「まさこ様は現場でもやさしく色々と話しかけてくださってとても楽しい現場を過ごすことができました」と、撮影中もずっと“まさこ様”と呼んでいたそうで、この日ももたいの手を取り仲睦まじい様子で登場した。

一方、もたいも「まさこ様って呼ばれるのは初めてでとても心地よかったです(笑)。前田さんは役柄と一緒で“ストン”って人の心に入ってくるので、嫁姑というより友達みたいな感じで、現場もすごく楽しかった。2人の仲の良い雰囲気が作品の中にも映り込んでいたらいいなと思います」とご満悦。広島カープ狂という役どころにちなみ、チームカラーである真っ赤なマニキュアを笑顔で披露した。

また、松田と2人のシーンでクランクインしたという、前田は「松田さんが“カップルじゃなく夫婦になる役だから仲良くしよう”って言ってくださって。最初、人見知りをしていたんですけど、その一言がとても大きくて、とても気持ちが楽になりました」と感謝の気持ちを述べた。

すると、松田は「あんまり覚えてないから、恥ずかしいな……」と苦笑いを浮かべつつ「前田さんは、初めて会ったような気がしなくて、すごくやりやすかった」と2人して笑顔で見つめ合う一幕も。

松田の弟役を演じた千葉は、「ぼくは長男で兄がいないので、今回松田さんのようなお兄さんが出来て嬉しかった。撮影の合間に一緒にごはんを食べに行ったり、遊んでくれたりして楽しかったです」とニッコリ。そんな千葉の様子を見た松田は「千葉くんは可愛かったですね(笑)。作品の中にもその可愛さが出ちゃってるんですけど……、兄は気の回らない真っ直ぐな男なので、弟とのキャラクターのギャップも面白くて楽しんでもらえると思う」と笑顔でアピールした。

松田との共演について、柄本は「ぼくは昔、龍平くんのお父さんの優作さんと同じ劇団にいたことがあったので、今回こうして親子役をさせていただいて感慨深いものがありました」としみじみと語っていた。

また、この日のイベントでは、ロケ地・広島の厳島神社で祈祷を受けた“特大しゃもじ”が沖田監督にプレゼントされ、登壇者全員でヒットを祈願した。

映画『モヒカン故郷に帰る』は、3月26日(土)広島先行、4月9日テアトル新宿ほかにて全国拡大公開!

© 2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会

<関連サイト>
映画『モヒカン故郷に帰る』 http://mohican-movie.jp/