西野カナが27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナでアリーナツアー『Just LOVE Tour』のツアーファイナル公演を行った。

７月13日リリースの６thアルバム『Just LOVE』をひっさげて行われた本ツアーは、８月６日北海道・北海きたえーる公演を皮切りに、全国12都市23公演20万人を動員した大盛況のツアーとなった。

このツアーのテーマは夏とバカンス。「めざましテレビ」のテーマソングとなっていた『Have a nice day』から元気に始まり、『もしも運命の人がいるのなら』などポップでキュートな一面をしっかりと見せたかと思えば、自身初となるムービングステージで後方の客席までしっかりとステージを届ける仕掛けに、ファンは大感激。さらに無線制御で100万色に変化するペンライト“フリフラ”を持つ観客の手元から客席の色が変化。その景色はまさに壮大でドラマティック！ まるで客席に星や夜空、花が散らばっているかのように見える演出でステージを盛り上げた。

MCでは、彼女のブログに書き残してくれたコメントを抜粋し、来場者約18,000人の中からその人をみつけ、話しかけるという無謀にも思えるコミュニケーションもこなしてしまう。これは、彼女がどんなにビックアーティストになろうとも、聴いてくれる人たちの傍にいる存在でありたいという意志をしっかりと感じられるものだった。

さらに、このツアーでは、彼女が春から始めたというウクレレを生披露。初心者とは思えない弾き語りで『Darling’』『Thank you very much』２曲を披露した。

一転、大きな三日月のセットに白レースのロングドレスをまとい、『君が好き』などのドラマティックなバラードで空気をガラリと変え、涙を誘った。

また、ファイナルが11月ということで、シーズンに合わせたクリスマスソング『Santa Claus Is Coming to Town』のカバーを熱唱。彼女の歌唱力のすごさはカバー曲でも引き立つもの。鳥肌が立つほどの圧巻な歌声でアリーナを興奮させた。そして最新シングル『Dear Bride』やヒット曲『トリセツ』『あなたの好きなところ』など惜しみなく披露し、熱狂のまま幕を閉じた。

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