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親への「ありがとう」の気持ち、素直に伝えられてる?


野村不動産アーバンネット株式会社は、近年の子育て中の働くママ世帯の仕事と家庭の両立と居住形態の相関を探るべく、2017年2月8日~2月10日の期間において、働くママ500名(親と同居もしくは近くに住んでいる人250名+それ以外の人250名)を対象に「働くママと親」に関するインターネット調査を実施。このたびその結果が発表されました。

子育てと仕事の両立は、働くママにとって永遠の課題ですが、実際に子育て中のママは、どのくらい自身の仕事ぶり・子育てに満足しているのでしょうか。

まず「仕事」について、居住形態別に見てみると、親と同居もしくは近くに住んでいる人と、住んでない人双方ともにおよそ3分の2の人が「満足」と回答しました。その中で大きく差が見られたのは「満足している」と回答した人の割合。同居・近居して働くママのほうが、親と離れて住んで働くママに比べて10ポイント近く多いことが分かりました。また「不満である」と回答した人の理由を見てみると「子育てとの両立が大変」「仕事が終わる時間が不定期」「給料が安い」「出産後、任される権限が減った」など様々な理由が挙がりました。

続いて、子育てや家事に対する満足度について聞いてみたところ、満足度は仕事の場合より低く、居住形態問わず60%を切るという結果に。そんななか、「満足している」と回答した人の割合はやはり同居・近居して働くママのほうが多い結果となりました。その違いは一体どういったところにあるのでしょうか。子育てや家事が上手くできていないと感じている理由を見てみると、「時間がかけられない」「仕事との両立が難しく、中途半端」「仕事をしているため、余裕が持てない」といった声が多く、仕事も育児も満足できるレベルまでやろうとすると、どうしても時間や余力が足りなくなってしまう傾向にあるようです。

子どもが生まれてからずっと、子どものことを気にかけない日はないというのが親というもの。そんな親の愛情や支えに対して、子どもはしっかりと感謝の気持ちを伝えられているのでしょうか。こちらも居住形態別に聞いてみたところ、大きな差が見られました。

同居・近居して働くママに関しては、直近1日~3日未満に「ありがとう」と言った人が一番多いのに対して、離れて働くママに関しては1ヶ月以上前に言ったという人が一番多いという真逆な結果に。また「毎日言っている」と回答したのが同居・近居のママが9.6%なのに対して、離れて住んでいるママは2.8%と3倍以上もの差が。離れて住んでいると、きっかけがないと感謝の気持ちをなかなか伝えられなくなってしまう傾向が浮き彫りとなりました。

居住形態の違いは、“甘えたい”“頼りたい”という気持ちにも影響するのでしょうか。「家事や子育てを両親に甘えたくなるか」を聞いてみたところ、近居・同居をして働くママに関しては4割近くが「結構ある」「とてもある」といった高頻度で甘えたくなると回答したのに対し、親と離れて働くママに関しては25%にも満たないという結果に。離れて生活していると、甘えることを諦めてしまっているのかもしれません。

こうした働くママたちの回答の数々を踏まえ、働くママ世帯とその親世帯がお互いを気遣える距離にいることの尊さ、感謝の言葉を掛け合うことの大切さを伝えるべく、不動産情報サイト「ノムコム」が本日20日より実施中の第5回「ありがとう、わたしの家」キャンペーンサイトにてWEBムービー『ありがとうの距離』を公開しました。「近居」という距離感ならではの、娘と母のお互いを気遣い合う様子を描き出した働くママ必見の動画となっています。

<関連サイト>
第5回「ありがとう、わたしの家」キャンペーンサイト
http://www.nomu.com/arigato/