武井壮が一発屋で終わらなかったワケ
テレビ業界で生き残るためのテクニックや芸能界のルールを先輩芸能人が“講師”となり、今注目のモデルやアイドルの生徒たちに指導していく『テレビじゃ教えてくれない!業界裏教科書』#4が26日、AbemaTVで放送され、タレントの武井壮が講師を担当した。
女優でグラビアとしても活動中の柳美稀、“みちょぱ”の愛称で知られるモデルの池田美優、“2000年に1人の美少女”と話題の滝口ひかり、オランダ人と日本人を両親にもつモデルの加藤ナナ、そしてスタジアムの“可愛すぎる売り子”として人気となったほのから、最近仕事が増え始めたものの、今がピークなのでは!? と行き先を不安に思っている5人が生徒として出演した。
武井によると、タレント寿命を引き伸ばすためには、テレビ番組に出続けること。生徒5人に今後どのような番組に出たいかを質問したところ、生徒たちは「トーク番組」や「クイズ番組」、「旅番組」などと回答。武井は「旅番組をメインに狙っているタレントは、ヤバいです。マジで消える可能性あります。マジヤバいです」とコメント。そして、「データがあるんで、これを見て下さい」と紹介したのは、1週間のキー局で放送している旅番組数は49番組であること、またその一方でキー局の総番組数は約1000番組あること。
「旅番組を狙うと、1000番組中49番組となり、約20分の1の番組しかフォーカスできていないとするとヤバいなと。そしてもっとヤバいのが、旅番組は日数がかかります。1週間ロケに行きました、でも放送が30分だと本数をかせげません。なので、旅番組メインになると、困難になるだろうなと。旅番組に行って、イモトみたいにライオンに食われる、ぐらいじゃないとバズらないなと。掛け算が必要なわけですよ。“旅×◯◯”が必要なわけですよ。旅だけで推して、私こういうところを旅して綺麗な街が似合います、みたいな顔だけしていたら、マジで消えます。ヤバいっす。すいません」とバッサリ。
さらに一発で終わらない“武井メソッド”として「出演番組を絞るタレントは消えていく!」と発表。そして武井は「過去に出演する番組でNGを出したことありますか?」と生徒たちに投げかけた。すると池田が「虫を食べるロケとキスする番組」と答えると、「もう業界では、みちょぱは絶対に虫を食べず、キスはしないという噂が広がっていますから。キスをする可能性がある番組と虫を食べる可能性がある番組では、会議にもあがりません。一度NGを出すと、各局共有しますから」と話した。
次に、スポーツ、クイズ、料理、動物、俳句、車、アイドル、旅、ニュース、ワイドショー、討論、教養など出演番組のジャンルを全く絞っていないことを強みにしていると話す武井は、「芸能界は横幅勝負!」と格言を残した。「同じ番組には、それほど回数呼ばれていないけど、半年に1回ぐらい呼ばれています。それが50ジャンルぐらいかじっているので、ずっと続くんですよ」とテレビ出演が続く秘密を明かした。
それを聞いた柳は「(武井さんは)頭が良いから……」とつぶやくと、武井は「頭が良い、はちょっと違うと思うな。頭は育てるものなので。本当に何も知らないことを調べているので、どんどん知識は増えてきます」と話した。また、「毎日1時間は知らないことを勉強する時間をとっているんですよ。タレントさんの情報も共演するってなったらすげぇ調べますし、みちょぱがインスタで腹筋の写真あげているとかね」と陰ながら努力をしている一面も見せた。
出演番組のジャンルを絞らないよう心がける武井が一つだけ手を出さないのは「釣り番組」。武井は「本当は出たいですが、命を落とす危険性がある旅番組と一緒で、船を出すのは早朝、帰ってくるのは夕方。でもO.A.は30分、休日の早朝とか。普段着ないようなモコモコした衣装を着て、ハチマキをしている。潮が飛んできて、生命線でもあるヘアスタイルが崩れる。絶望的な船酔いをする」と、その理由を話した。
しかし、自身のモットーに従い、ただ「釣り番組」をNGにするのではなく、代わりに条件を付けるとのこと。例えば、「僕は動物に対して武器を使うのはNGにしているので、船から素手でとれるのであれば大丈夫ですよ」と言うと、自ずと相手から断ってくる、と武井流の「自らNGにするのではなく、相手から断ってもらう」独自のテクニックを披露した。
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