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青柳翔ら“本物”の魂が宿った映画『たたら侍』が公開!


映画『たたら侍』の公開初日となった5月20日、東京・新宿バルト9にて初日舞台挨拶が行われ、主演の青柳翔(劇団EXILE)をはじめ、AKIRA(EXILE/EXILE THE SECOND)、小林直己(EXILE/三代目J Soul Brothers)、田畑智子、石井杏奈、甲本雅裕、宮崎美子、でんでん、早乙女太一、佐野史郎、笹野高史、津川雅彦、そして原作・脚本・監督の錦織良成、エグゼグティブプロデューサーのEXILE HIROが登壇した。

本作は戦国時代中世の奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた青柳演じる青年が葛藤や挫折を通して真の武士へと成長していく姿を描いた本格時代劇映画。

錦織監督は「本物の日本映画を、という思いで作りました」、EXILE HIROは「時代劇ですけど現代の僕らに通ずるところがたくさんあります」と作品への思いを語った。

AKIRAは「この映画はたくさんの海外の映画祭でも上映して、さまざまな方に観ていただきましたが、今日、日本での初日が一番緊張する。僕自身、たくさんのことをこの映画から学びました」と感想を述べた。

主人公の母親役である宮崎は、青柳の印象について「本当に生真面目で緊張感もあり……でも、もうちょっと面白味があってもいいかなって」と明かし、笑いを誘った。

第40回モントリオール世界映画祭で最優秀芸術賞を獲得したことについて、青柳は「海外は反応がストレート。そのなかで評価していただけたのは素直にうれしかったです。日本の美しさや伝統を受け入れてくれた気がした」と笑顔を見せた。

最後に、錦織監督は「HIROさんに“若い人に時代劇は難しいのでは?”と話をしたとき『いや、本物を作れば若い人もきっと分かってくれる』と力強い言葉をいただました。EXILEファンだけでなく多くの世代の皆さんに届けばこんなにうれしいことはありません」と、締め括った。

また今回は、青柳、AKIRA、小林、石井の4人に行ったインタビューも公開!

――本作の見所やお気に入りのシーンは?

青柳「山陰地方の美しい景色が映像として表現されています。それに、刀の材料となる玉鋼を作るシーンは職人さんたちの強い想いが乗ったシーンなので印象深かったですね」

AKIRA「映画のテーマ『JAPAN PRIDE』をもとに、日本の美しさを表現した映像美やメッセージが込められているところだと思います」

小林「主人公・伍助の表情です。葛藤が現れる顔に青柳さんの役者としての深みを感じ、学ばせていただきました」

石井「ラスト付近の雨のシーンです。撮影も大変でしたが迫力がすごくて。あとは舞のシーンも注目してもらいたいですね。朝日や夕日をバックに踊る、お國ならではの世界があります」

――役を演じるにあたり、苦労された点や工夫した点は?

青柳「時代劇の主人公ではあるけれど、強くて敵を倒す役ではないので、その点はとても難しかったです。自分の演じ方で見え方も大きく違ってくる役柄なので」

AKIRA「監督からは侍のなかの侍を演じてほしいと言われました。そのため侍のあり方を表現するために、真剣を使って稽古をしました。苦労しましたが、刀の怖さであったり、刀を抜くということの精神を学ぶことができたと思います」

小林「僕は村長の息子として、その地に生まれてその地でいつか死んでいく役です。土地の空気をまとうために、撮影前に現地に多く行くようにして裸足で山を歩いたりしました」

石井「舞を覚えるのに苦労しました。撮影前に何度も練習日を作りたくさん踊りました。常に筋肉痛で大変でしたが、素敵な経験になりました」

――EXILE ATSUSHIさんの主題歌「天音」はいかがでしたか?

青柳「『たたら侍』の世界観やメッセージをすべて包み込んでくれるような曲で、映画が終わった後、メロディーが頭から離れない、どこか懐かしくもありあたたかくもある素敵な曲だと思いました」

AKIRA「久石譲さんとATSUSHI君ならではのコラボレーションで、本当に壮大なスケール感を出している、映画を何倍にも引き立ててくれる曲です。ハリウッドプレミアのときには、楽曲にお客さんが酔いしれていたような光景もありました。世界の方々に、海を越えて日本語で届く素晴らしい主題歌です」

小林「この映画で伝えたいメッセージそのものです。主人公・伍助はとにかく人生に迷い、失敗を繰り返す。そうした人間の歩みや成長、親と子、世代の継承などがしっかりと込められています」

石井「日本人でよかったと思わせてくれる。ATSUSHIさんの歌声によってその気持ちがさらに大きくなります。歌詞にも映画の世界観が反映されていて、曲を聴くとまた映画が観たくなりますね」

映画『たたら侍』は、全国公開中!

©2017「たたら侍」製作委員会

<関連サイト>
映画「たたら侍」
https://tatara-samurai.jp/