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農業と観光を楽しむ「星野リゾート リゾナーレ那須」


日本初のアグリツーリズモリゾート「星野リゾート リゾナーレ那須」が11月1日、栃木県・那須町にて開業した。リゾナーレブランドとしては4施設目で、地域の生産活動に触れる体験を軸に、リゾートホテルでの食事やさまざまなアクティビティを楽しむ「アグリツーリズモリゾート」をコンセプトに掲げ、那須の大自然の中でのリゾート滞在を提案していく。

アグリツーリズモリゾートでの滞在の軸となるのは、生産活動に触れる体験。生産活動のフィールドとなる畑や田んぼは那須エリアの象徴的な風景のひとつでもあり、当リゾート内でもその風景に親しみながら過ごすことができる。施設内には農園「アグリガーデン」があり、その中の畑や温室「グリーンハウス」では、通年で約80種類以上の野菜、約100種類のハーブを育てる予定。また、施設に隣接して田んぼが広がり、農作物を育む風景は季節ごとに移り変わる。

客室は、大自然の中にありながら、リゾートとしての快適性と洗練された空間デザインを兼ね備えている。約4万2千坪の広大な天然生林の中に43室の客室が点在し、本館・別館(別館内2エリア)の3つのエリアで計14の部屋タイプを展開。どの部屋からも移り変わる季節や自然を身近に感じることができ、少人数の家族旅行から大人数のグループ旅行まで幅広いお客様に対応。内装は、リゾナーレ八ヶ岳・熱海の客室デザインを手がけた「クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)」が設計。那須の大自然をテーマにしたデザインは、洗練されつつも親しみやすいデザインとなっている。

アグリガーデンでは、地元農家にアドバイスをいただいた有機の農法を参考に、畑の耕耘(こううん)から肥料づくり、野菜やハーブの種まき、収穫まで一連の農作業を実践する。当リゾートでは、農業体験=収穫体験のみと捉えるのではなく、その日の農作業を当リゾートのスタッフがファーマーとしてゲストにレクチャーする「ファーマーズレッスン」を開催。また、アグリガーデン内のグリーンハウスでは、作物を無駄にしない農家の暮らしをヒントにしたワークショップ「農家の手仕事」や、さまざまな種類のハーブを自由に摘み、ハーブティとして楽しむ「オリジナルハーブティづくり」を開催予定。

アグリガーデンで栽培する野菜やハーブは、ワークショップの他に、季節や収穫量に応じて各レストランやカフェで一部活用する予定です。リゾート内には、メインダイニング「OTTO SETTE NASU」、ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」、POKO POKO内の「Books&Cafe」があり、イタリア料理のコースや、ビュッフェスタイルの食事、ピッツァランチなどを通じてさまざまな食の楽しみ方を提案します。

アグリツーリズモリゾートでは、生産活動に触れる体験に加え、地域の自然環境を活かしたアクティビティを楽しむことができる。アクティビティ施設「POKO POKO」を拠点とし、約4万2千坪の広大な土地を活かした那須の自然を遊ぶ体験を提案。早朝の森での散策、秋は施設内に色づく紅葉の落ち葉をかき集めて楽しむ焼き芋づくり、冬は、POKO POKOでの雪遊びなど、大人も子供も夢中になる体験ができる。

そして、本館エントランスからつづく長い橋を渡ると、林の中に3つの円錐形が重なり合う大屋根が特徴の建物が見えてくる。建物内は、Books&Cafeの他に、高さ約6.5mのネット遊具とボールプールからなる「プレイエリア」、託児施設「ナーサリー」を設け、全天候型施設として、小さなお子様連れのファミリーでも楽しむことができる空間。施設の前には、ファイヤプレイスを囲みながらくつろぐことのできるテラスや、ソファベッドを設えた広場がある。

特徴的な建築とともにこだわっているのは、ランドスケープデザイン。橋からつづく散歩道は、本館と別館をつなぐ場所として林の中での散歩をじっくりと楽しめるように、あえて蛇行をしながら進むくねくねとした道が設計されている。POKO POKOは、アクティビティの拠点であると同時に、当リゾートのコミュニティの場に。

また、11月13日には「星野リゾート リゾナーレ那須」が開業するまでに至る過程を描いたコンセプト動画を公開。アグリツーリズモリゾートの特徴や、農業体験の魅力について紹介しているので、ぜひチェックを。

<関連サイト>
「星野リゾート リゾナーレ那須」
https://risonare.com/nasu/