「コールハーン」VRファッションショー開催!
ファッションブランド「コールハーン」が3日、VR(バーチャルリアリティ/仮想現実)技術を用いたユニークなファッションショーを新店舗で開催した。
神宮前交差点を進み、アパレル店が並ぶ路地・キャットストリートに入ってすぐに、黒を基調にしたコールハーンの新コンセプトストア「COLE HAAN GRANDSHØP」(東京・原宿)が見えてくる。
この日は同店のメディア内覧会と若者向けシリーズ「GRAND」のファッションショーが開催され、多数の記者が訪れた。ファッションショーの会場にランウェイはなく、モデルの姿もなく、並んだいすには長方形のVR機器が置かれているだけ。研究所のような不思議で「異様」な光景に戸惑うと、ほどなくしてコールハーンの担当者から説明があった。
「まずゴーグルを装着してください。画面が見えますでしょうか。そこをゴーグルに下の穴から人差し指を入れ、押してください」。指示通りに画面を押すと、コールハーンジャパンのライアン・ハート代表取締役社長が突然目の前に現れ、あいさつを始めた。コロナ禍での来場への感謝などを告げるとハート氏の姿は消え、今度は2人の男女が階段を下りてくる。
コールハーンの服や靴をまとった2人は飛んだり地にふしたりと、激しいダンスを披露する。男性はリョウヘイ、女性は西野名菜。どちらも山下智久のツアーダンサーを務めるなど、大舞台を多く経験してきた。
2人はアウトドア、スポーツ、ビジネスなど、さまざまなカテゴリーの服を着て長い手足をしなやかに動かせ、ブランドを表現する。ショーは180度のパノラマで展開されるため、記者らは頭を動かして、後ろに回ったダンサーの姿を追った。
ショーの撮影は、記者らが座る場所と同位置を想定して行われたため、没入感がものすごい。本当に目前で行われているようだった。
ショーが終わると、各自が店舗を自由に見回る時間に。ポップのQRコードをスマホでスキャンすると、それぞれの商品に合わせたスタイリングも閲覧できるという。ITをたくみに駆使した演出が面白い。1~2階にはカテゴリー分けされた商品が並び、同店のみで扱うアイテムも数をそろえているため、訪れてみる価値ありだ。
<関連サイト>
「コールハーン」公式サイト
https://www.colehaan.co.jp