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開発期間は倍以上!ファミマ渾身のスイーツはバランス命


これぞ偽りなしの「進化」──。コンビニ大手のファミリーマートがスイーツの自信作を6月21日(火)より発売する。その名も「ファミマ・ザ・クレープ」。発売当初から話題を呼び、累計6,200万食突破した「ファミマ・ザ・シリーズ」のスイーツバージョンだ。

種類は「生チョコ」と「ティラミス」の2タイプでどちらも税込み213円。長細く持ちやすい形状で、パッケージを開けると器からはみ出さんばかりのクレープ生地のボリュームが目にとまる。手にとるとじわり指に沈み込み、生地のもっちり具合が伝わってくる。

「生チョコ」を口に運ぶと、溶けたチョコレートが北海道産の生クリームと混ざり、直後に生地のもちもち感がやってきた。底に生地を何層も重ねたことが絶妙な食感を生んでいる。「ティラミス」は一風変わり、最初に強烈なコーヒーの香りと酸味が鼻腔をくすぐる。北海道産マスカルポーネチーズのコクがさらに深みを与える大人の味だ。

せっかくなので、以前から販売している「生チョコのもちもちクレープ」と「ファミマ・ザ・クレープ」の生チョコを食べ比べてみると、違いは明瞭だった。前者はとにかくボリューミーで、チョコもクレープ生地もこれでもかと前に出てくる。一方で後者の新商品はバランスがとてもいい。チョコも生クリームもクレープ生地も押し出しすぎず、引き過ぎない。それぞれがまるで長年連れ添った熟練のバンドメンバーのようだ。

通常、ファミマのフード商品の開発期間は3ヵ月程度だが、この新商品は8ヵ月もの長い時間をかけてつくられた。「新しいクレープ生地の完成にとにかく時間をかけた」と開発担当者は話す。「材料の配合はもちろん、生地をつくる速度や温度にもこだわった。全てが完璧にかみ合わないと絶妙なもちもちの食感が出ない。徹底的な試行錯誤があり、大変に時間がかかった」と言う。

もちもち感をさらに出そうと試したこともあった。ところがモニタリングで「最後まで口残りがする」など、不満が出た。「もちもちならいいというわけではない」とバランスに注力し、出来上がったのが本商品だ。「もちっと進化」のキャッチフレーズに、その自信が表れている。

ファミマ渾身のスイーツは6月21日(火)より全国発売。200円ちょっとで長い開発時間をかけた力作が味わえる。

<関連サイト>
ファミリーマート公式ウェブサイト
https://www.family.co.jp/