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厚切りジェイソン、老後2,000万円問題に「WHY?」


これまで女性向け限定サービスを謳っていた金融教育ベンチャー「ABCash Technologies」が男女問わないサービスに刷新。これを記念し「投資の日」の10月4日、「特別講師」として、米国出身のお笑い芸人でIT企業役員の厚切りジェイソンが同本社の会場に登壇し、同社の児玉隆洋・代表取締役社長とパネルディスカッションを行った。

ジェイソンが投資に興味を持ったのは、米国で新卒入社した際、老後資金の積み立てを始めたことから。毎月の給与から“天引き”される額を見ながら「これは果たして正しいことなのか」と分散投資の仕組みを学び始めたという。

「日本はしっかりした年金制度があるが米国は全然。『老後2,000万円問題』が話題になっていたが、米国なら『1億円問題』です。2000万円だけでいいのか、日本はどれだけ暮らしやすいのか!と思いました。1億円をためていくのは大変」とジェイソン。「1億円問題はすごい。日本なら大炎上」と児玉氏が伝えると、ジェイソンは「投資しないで2,000万円作るのは大変ですよ。でも若いうちから投資をすれば2,000万円は余裕でクリアできるだろうと、私は自信を持っています」と説いた。

日本人は貯金ばかり──。途中にはそんな話題もあり、ジェイソンからは「WHY?(なぜ)」の一言が飛び出した。児玉氏は「円だけにフルベット(全賭け)して貯金しているのはリスクが高い」と主張。分散投資で危険回避するのが大事と話した。

相場観を知るために情報を集めることが大切だと児玉氏が伝える一方、ジェイソンは「とにかく若いうちから投資する習慣を」と訴える。「若くて稼いでいないときにこそ、投資する。定期的な少額投資の習慣を身につけていれば、その後に収入が増えていった時期にもその習慣をキープできる。これが成功の近道」。具体的には、非課税であるつみたてNISAの口座開設を一つの手段として提案した。

児玉氏は「1、8、1の法則」が大事と話す。収入を10として1割を貯蓄、8割で生活、残り1割を投資に当てるというもの。収入額によってかかわらず基本的には配分を決めて「自動的に」運用するといいと伝えた。

イベントの最後にはそれぞれが今後の意気込みを語った。ジェイソンは「金融リテラシー(知識)が人生に多くの影響を与えることになる。たくさんの方の人生にいい影響を与えられるよう、拡散していきたい」、児玉氏は「金融教育をまだまだ広げていかないと、20~30代の未来は暗い。そこを打破していきたい」と話した。

<関連サイト>
お金のトレーニングスタジオ「ABCash」
https://www.abcash.co.jp/