新ユニットSUCCESSがデビュー!? 正体は、きつねの友人?
花王株式会社のメンズケアブランド「サクセス」は29日、ミュージックビデオ「JUMP & SONIC – HEY-YO!! -」をWeb上にて公開した。
本MVには、お笑いコンビ「きつね」の友人だという、「O2(オーツー)」と「AWA-Z(アワ・ジー)」からなる謎の音楽ユニット「SUCCESS(サクセス)」が出演。平成の懐メロを思わせる世界観の中、10(ト)29(ニック)=「トニックの日」を記念して、情熱的なパフォーマンスを披露している。どこか懐かしく、エモーショナルな「SUCCESS」の豊かな表情やキレキレのダンスに注目。
また、くせになる楽曲は、ヒャダインがプロデュース。曲中には本来の歌詞とは違う言葉に聞こえる“空耳ワード”が多数登場し、耳に残るメロディーの中に様々なメッセージが隠された楽曲となっている。楽曲公開を記念して、友人として「SUCCESS」のことをよく知る「きつね」の二人と、ヒャダインへのインタビューも実施た。「きつね」の二人には、「SUCCESS」から聞いた裏話やMVの見どころ、今後「きつね」として歌ってみたい楽曲などについて聞いた。
■きつね インタビュー
――ご友人である「SUCCESS」のお二人が、ついにデビューを迎えられました。今のお気持ちを教えてください。
大津:感慨深いですね。「SUCCESS」とは付き合いが長かったので。「SUCCESS」って結構強気な名前付けてるのに、なかなか下積みが長かったんで、これからどうしていくのかなって思ってたんですよね。パフォーマンスには一定の評価はずっとあったんですけどね。
淡路:「してやられたな」っていう感じ。俺らもあれやりたかったよな。僕らって普段、扮装してネタをやることがあるんですけど、この方向性があったな。
大津:確かに。顔似てるし。先取りされたなという感じですね。
淡路:あの「O2」の髪型は、お前も似合うと思う(笑)。
大津:シャープでかっこいい。“オオツ”さん?
淡路:“O2(オーツー)”さん。
大津:「O2」さんか。あ、芸名それでやってるのか、あの人。“アワ・ジェイ”さんはね、結構…
淡路:“AWA-Z(アワ・ジー)”ね。
大津:「AWA-Z」か。彼はやっぱり髪の毛を長くしてるから、激しい動きが映えてたね。
――楽曲への感想について、「SUCCESS」のお二人はどのように仰っていましたか?
大津:今回、楽曲をヒャダインさんが書いてくれたんですよね。「SUCCESS」から聞いたところによると、ですけど、撮影に入っていないときでも口ずさんじゃったりして、リズムが体にしみこんでたらしいです。
淡路:聞いたところによると…、後輩とルームシェアしてて、今回の収録までに自分の部屋で練習してたんですけど、一緒に住んでる人たち全員歌えるようになってますから(笑)。後輩たちに「なんなんすか、そのいい歌?」って言われたんです。
大津:これほんまに、カラオケ化してほしい。カラオケって、「何か歌ってよ」って急に言われて困るときあるやんか。「SUCCESS」の二人もあるって言ってて。「歌手なんやったら何か歌ってよ」って言われたときに、こういう盛り上がる代表曲があったらいいよね。
淡路:うん。こだわりを感じました。ラップパートも、最近のラップではない、黎明期のラップが再現されているところが、時代を感じられてよかったです。
大津:「サクセス」のCMとしてじゃなくても聞ける歌詞やもんね。「どうせ変わるなら EVOLUTION(SUCCESS!)」って、聞いててめっちゃ気持ちいいからね!「SUCCESS」の二人もすっごい練習したらしいからね。
淡路:あの声、確かにすごい良かったわ。
――空耳になっているところで、お気に入りのワードは何かありましたか?
淡路:僕は「手を伸ばせ」が好き。
大津:「真っ暗にNAKED GAME」もすごくない?
淡路:あ、確かに!「真っ暗にNAKED GAME」!(口ずさむ淡路さん)
大津:こんな空耳、よく思いついたよな(笑)。さすがヒャダインさん。
――ヒャダインさんへの印象や、ヒャダインさんとの思い出はありますか?
大津:以前にも歌を録ってもらったことがあったようで、そのときは「O2」、歌うことに対して恥ずかしさが残ってたみたいなんですよ。でも今回歌ったとき「今はこういう風に歌ってほしい、っていう僕の意図を理解して歌ってるよね」って、一歩先の感想みたいなのをもらって(笑)。成長を見抜かれてる感じが恥ずかしかったみたいです。
淡路:彼らもやっぱり、上手に歌おうとしちゃうんですよ。別に歌が特別上手いわけではないのに、上手く歌おうって思ってしまうみたいで。でも、今回そういうのは一切いらなかったみたいで「もっと振り切って!もっといけますよ!!」とか、そんなアドバイスをヒャダインさんからもらってました。
大津:ヒャダインさん、ノリノリやったもん。「AWA-Z」の歌ってる姿がどんどん激しくなるにつれて、嬉しそうにしてて(笑)。
淡路:でも、そう歌ってもこんなに爽快な曲になるわけやもんね。良い曲に仕上げてくださって感動しました。
――今後、「きつね」として、楽曲やミュージックビデオを制作するとしたら、どんな曲を歌いたいですか?
大津:僕らもこれまで、何かをモチーフにして歌うような機会はあったけど、「SUCCESS」みたいな世界観はこれまでやってなかったんですよね。だから、これすごい新しく見えるよな。
淡路:うんうんうん。
大津:古~い、昔ながらのヒップホップとかは良いかもしれない。海外っぽいストリート感のある曲とか。
淡路:やってみたいな、それ。
大津:アニソンっぽい曲もいいかもしれないですね。でもやっぱり今回の「SUCCESS」の動画はすごいね、新しかったね。僕らもやってみたいです。
淡路:今後どこかで、似た曲を歌ってるかもしれないです。
――「サクセス」というブランドについてはどんなイメージをお持ちですか?
大津:僕、元々ルームシェアをしてて、ルームメイトが「サクセス」の商品を使ってたんですよ。シャンプーはその場にある物を共用、みたいなルールにしてたので、僕もよく使ってました。
淡路:憧れたもんなあ。僕はお姉ちゃんとお母さんとおばあちゃんと一緒に住んでたんで、こんな男前なシャンプーは実家にはなかったです。家族の影響で小1からコンディショナー使ってたから、俺。今はサウナによく行くので、「サクセス」みたいなさっぱりするものの方が気持ちよさそう。
大津:「直シャン」って「サクセス」ならではの概念ですよね?正直、シャンプーは手に取って使うイメージが強いもん。
淡路:直シャン、やりたいよな~。全国の銭湯とサウナに置いてほしい。サウナに置いてあったら、ガーッて思いっきり出して使ってしまうかもしれない(笑)。
――実は、全国の銭湯に置いてもらえるように地道に広げているんです。
大津:あ、そうなの!
淡路:まじで!
大津:相性良さそうやもん。多少頭に涼しさを感じながら、サウナ入れたらいいよね。
淡路:男たちもこの時代さ、シャンプーもこだわらなあかんっていうのに気づいてるから。「サクセス」の商品があったらめちゃくちゃうれしいな。
――もうすぐハロウィンです。ハロウィンの思い出や、今年したい仮装はありますか?
淡路:「地味ハロウィン」って流行ったじゃないですか?芸人たちがこぞっておもしろアイデアを集結させて、「俺ならこれをやる」みたいなことを話した記憶がありますね。誰が知ってんねん、っていうロボットをやるとか。
大津:俺がやろうとしてたのは、羽根モノのパチンコ機にいる、宇宙服のジェットからバーッて火が出てる、役モノの仮装(笑)。
淡路:僕は次やりたいもの決まってて、緑のサッカースパイクに緑のユニフォームで、ココア味飲料のパッケージの少年(笑)。いつでもできるように準備して色んな現場に持って行ってるんですけど、まだ披露したことがないので、もうハロウィンでやろうかなって。
――最後に「きつね」さん目線で、動画の見所を改めて教えてください。
淡路:やっぱり、髪の躍動感。それと、「SUCCESS」の二人のシンクロ感。映像を撮るとき、基本フリは合わせてないんですけど、なんか勝手に合ってたな。
大津:そこからの、お互い別のことをしてるけども、一つのものに折り重なってるような部分を楽しんでいただけたらいいのかな。二人とも、自我は強い部分があるから。二人の芯の強さというか。毛根のように、強い芯を見てほしいです。
淡路:あとは、何度も聞いてほしいですね。もう数えられへんくらい、空耳がありますよね。
大津:実は90年代頃のアーティストの歌詞を少しずつオマージュしていて、その歌詞を空耳に変えているっていうところが、この曲の絶妙なところなんです。90年代頃の曲が世代で聴いてた人たちは、“答え合わせ”みたいな感じで、「これは何の曲のどこだろう」と考えながら見ると、より楽しめるのかなって思います。
淡路:歌詞や映像の、ダブルミーニングもあるしね。改めてこの曲、すごいな~!
大津:動画の中にショートドラマのようなパートもあるんですけど、そういう映画のような要素や「サクセス」の良さ、全てが折り重なって一本の動画になってるので、色んな角度から見て楽しめます。「SUCCESS」として一発目の曲でこのインパクト。「SUCCESS」のファンではない人にこそ見てほしいよね。
淡路:没入感があると思いますね。
大津:そうそうそう、紐解いていってほしいなって。作品性をね。
淡路:「SUCCESS」が動画の世界観に憑依できた、一番の理由がはっきりあって。今回3つのスタイリングがあるんですけど、着替えるたびに、なぜか監督も同じ格好に着替えてて(笑)。
大津:そう。なぜやっていたのか(笑)。あれ、謎でしたよね。あの人はエキストラさんで、途中で入ってくるパートがあるんかな?って思ったら…
淡路:作品の監督やとは思わんかった。監督が一番派手なスーツ着てた(笑)。でもやっぱ盛り上げてくれて、監督のそのテンション感があったからこそ、いいものができたと思いますよね。
■ヒャダイン インタビュー
――楽曲の制作にあたって、こだわったポイントを教えてください。
あの頃のデジタルサウンド、あの頃のメロディラインにこだわりました!そしてくせのある歌い方で「あれ!?なんか歌詞が違う風に聞こえる!?」というミステリーを演出しております。
――今回楽曲を歌唱した「SUCCESS」の友人である、「きつね」のお二人への印象と、思い出などがございましたら教えてください。
数年前他のプロジェクトでレコーディングした時は、ボーカルレコーディングに緊張していらっしゃったのですが、今やすっかり経験を積んでカラフルな歌声で…「きつね」のお二人の肩書はもはや「芸人」と「アーティスト」で、併用ええよ!って感じです!
――最後に動画を見る皆さんにメッセージをお願いします。
とにかく「SUCCESS」のお二人がかっこいい!髪のなびき方、目線の流し方、ポージング、全部最高!そして当時感のある画質も最高!時空の歪みをぜひ皆さんにも体験していただきたいです。そして毛根にシューッとしたくなる爽やかさを届けたいです!この動画を観たらきっとあなたの明日はサクセス!!
<関連サイト>
花王「サクセス」
https://www.kao.co.jp/success/