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イル・ディーヴォ、本日の日本武道館公演をWOWOWで生中継!

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2004年イギリスでのデビュー以来、美しく力強い歌声を奏で、世界中を魅了してきた男性4人組ヴォーカル・グループ:イル・ディーヴォ。現在4度目となる来日ツアーを5都市、10公演にわたって展開している。そのフィナーレとなる本日、東京・日本武道館でのライブの模様を『IL DIVO×WOWOW 被災地支援企画』としてWOWOWで生中継することが決定した。それに先駆け、2月26日に迎えた初日公演の模様をレポートする。

イル・ディーヴォは全世界でのアルバム売り上げが2600万枚以上を誇り、クラシックとポップスを融合させた“クラシカル・クロスオーバー”というジャンルを定着させたパイオニア。
今回のツアーは、ミュージカルの名曲を厳選した最新作「ミュージカル・アフェア」の楽曲を中心に、代表曲を交えた構成となっている。オーケストラの流麗な調べにのせて、黒のスーツに身を包んだ4人がスポットライトの中に現れると、ステージは劇場を思わせる華やいだ空間に。

「トゥナイト」(ウエスト・サイド・ストーリー)、「メモリー」(キャッツ)、「彼を帰して」(「レ・ミゼラブル」)といった愛の歌を圧倒的な歌声で響かせ、会場を満たしていく。ミュージカル界を代表する女性シンガーの一人、レア・サロンガをゲストに迎えた「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」(「オペラ座の怪人」)などはまるでミュージカルの一場面を見ているかのような迫力だ。4人は出身国が異なり、オペラ、ポップス、ミュージカル・シアターなどバックグラウンドも多彩。伸びやかな高音、ふくよかなバリトン、ハリやツヤのある声など、異なる声質と歌唱が豊かな調和をつくりだし、時に切なく、時にエモーショナルに、ロマンティックな歌声で観客を魅了していく。

そうした優雅でゴージャスな雰囲気の一方で、ホイットニー・ヒューストンの歌唱でおなじみの「オールウエイズ・ラヴ・ユー」ではドラマティックな歌をユーモラスな動きを交えて盛り上げる。

さらに、何より日本のファンへのプレゼントとなったのが、NHK東日本大震災復興支援ソング「花は咲く~FLOWERS WILL BLOOM」と、日本語で歌われた「FURUSATO」だ。温もりに満ちた真摯な歌声に大きく、そして長い拍手が送られた。

メンバーがそれぞれ異なる国の出身であることから、世界を音楽でつなぐ「音楽の親善大使」とも呼ばれるイル・ディーヴォ。震災3年後を迎えた2014年3月11日。唯一無二の歌声でエンターテインメントの力を届けてくれるであろう。

『生中継!イル・ディーヴォ ライブ・イン・ジャパン2014』は、本日19時よりWOWOWにて生中継。

写真:土居 政則

<関連サイト>
IL DIVO WOWOW特設HP http://www.wowow.co.jp/music/ildivo/