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高橋克典、『忠臣蔵』稽古場最終日の胸中つづる

俳優の高橋克典が9日までにオフィシャルブログを更新。舞台『忠臣蔵』の稽古場最終日を迎えた心境と吉良上野介役への深い役作りへのこだわりを明かした。

12月12日開幕の舞台『忠臣蔵』(~12月28日、明治座)で吉良上野介役として出演する高橋。『忠臣蔵』は元禄時代(1702年)に実際に起こった仇討ちを題材に歌舞伎などで取り上げられて以来、何度もドラマ化、映画化、舞台化されてきた屈指の名作。「年末と言えば『忠臣蔵』」と言われるほど師走の風物詩にもなっている。今回も実際の討入りの時期に合わせて、12月(14日)に上演するという意義のある企画。公演日程は12月に東京、1月に名古屋、富山、大阪で上演される。

7日、高橋は『今日は稽古場最終日』と題してブログを更新。「稽古場撤収で早帰り」と切り出し「頑張らなければ」「俳優としてカッコつけるわけじゃなく、僕は本当に不器用で、過去の、ただの悪者ではない吉良上野介を目指して、従来の勧善懲悪をも成立すべくの役作り」と役に向き合う真摯な姿勢を吐露。「年齢的な声の質、音程も、心のあり様に基づいてのもの。そして瞬間瞬間の心の動きには裏打ちになる思考、後悔、嫉妬。憧れ、時間」などと掘り下げながら「声になる声の感情、ならない声の感情」「そこからくる体の動き、考え抜いて削ぎ落として自分の役を作り、各シーンの出演者の芝居の質との馴染み具合、アンサンブルでシーンの目的を的確に果たせるか もっと何かあるんじゃないか、の積み重ねの稽古場に入ってみると、あまりに膨大なことが取り巻いていて、混沌として、うまくいかないことの方が多くて」と内面と身体表現の両面から役を練り上げていることを明かした。

さらに「感情と動きのギャップ、目線とのギャップ、演出されたプランと自分の衝動のギャップ」と試行錯誤の連続であることを告白。「稽古で重ねた、試したものをまとめて、最終的な心のメロディのようなものを描くんです。舞台は繰り返しなので。それを基本におくと以降は自由になる」とつづり、「僕だけのやり方。苦しいけど、それがまた楽しい」と俳優としての本音もにじませた。最後には「ぜひおいでになってください」と呼びかけ、公演への意欲を示した。

また同日、『今日もこのジャージで。』と題したブログでは、黒を基調としたY-3のジャージ姿とともに「今年アウトレットで買ったY-3のジャージ。左側はシースルー! 買ってから気づいて驚いた」とユーモアを交えて紹介。さらに稽古用に金髪にしていたことを明かし、「今日で終わりだな。でも結構気に入ったし、カラーワックスも 残ってるからたまにやろう」と茶目っ気のあるコメントも添えていた。

これらの投稿にファンから「かっつの自分を信じて貫いて下さい」「舞台を楽しんでいる克典さんを、尊敬します」「謙虚さの奥にある全身全霊で向き合ってこられた強い覚悟と自信を感じました」「きっと明治座公演は大成功です」や「イケオジ」「カッコよい」「素敵素敵」「シースルーのラインといい、さすが着こなしてますね~」 「Very Good」「わぁー!20歳は若く見えます」「なかなか見られない金髪も良い」「ジャージでもくだけすぎなくてキッチリカッコいい」などの声が寄せられている。

<関連サイト>
高橋克典、ダンディーな私服コーデで『忠臣蔵』稽古へ
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高橋克典、鶴瓶ド迫力Tシャツを着こなす私服コーデ披露
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