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中村里砂、初のスタイルブック「RISADOLL」の裏テーマとは


端正なルックス、自然体でマイペース、周りに流されないライフスタイルなど、女性としての魅力溢れるLARMEモデル:中村里砂。彼女は、今年5月に初のスタイルブック「RISADOLL」を発売。中村の感性が詰まった宝石箱のような1冊に仕上がっている本作では、父で俳優の中村雅俊、母で女優の五十嵐淳子との3人での対談が初収録されているのも目玉のひとつ。今回は、中村里砂に本作にまつわる裏話など色々と話を聞いてみた。

――「RISADOLL」は売れ行き好調ですね。今の気持ちを聞かせてください。

「長い時間をかけて作ったものなので、皆さんの手に取っていただけてうれしいですね。撮影自体は2ヶ月ほどでしたが、話自体は昨年いただいたので、だいたい半年ほどの制作期間でした」

――本の制作にはかなり参加されたそうですね。

「レイアウトの意見も汲んでもらって、アイテムの撮影にも立ち会ったり……情報量がありながら写真も楽しめるような1冊に仕上がっていると思います」

――雑誌的な内容も含まれているのが面白いです。

「ただ、『雑誌でできないことをする』という裏テーマもあるんです。雑誌だと洋服がメインですが、もう少し自分にフォーカスを当てる写真だったり、自分のライフスタイルを前面に出せたと感じています」

――編集的なクリエイションにも関わったそうですね?

「普段、モデルとして撮られている分には自分の意見は出せないので、貴重な体験でした。この本の誌面を作るため、洋服のコーディネートを考えたりしていると夜も寝れなくて(笑)。ベストな結果にしたいから、『ああ、あれはこうしたいほうが良かったんじゃないか』と、後悔したくなくて……あとは、コメントなども全部自分で考えているので、それも大変でしたね」

――クレジットまでチェックされたとか。

「明け方になってくると頭が働かなくなってくるんですよ(笑)。コメントも浮かばなくて。でも、編集の皆さんはそれが当たり前だったり……心から尊敬します」

――2冊目を作ってみたいと思いました?

「はい。1冊目でチャレンジできなかったことをやりたいなと思います。今回は初めて私を知ってくださる方や、『LARME』読者の方々にも分かりやすく作りました」

――なるほど。

「ですから2冊目はそれを良い意味で裏切った本を作りたいと考えています」

――現在、テレビのバラエティ番組などにも出演していますが、もう慣れましたか?

「もともと緊張はなかったんですけど、良い意味で力が抜けてきたかなって思います。どういった態度が正解かは難しいところなので、自分らしくいたほうがいいのかな、と思っています」

――ご両親からアドバイスはあったりしました?

「特にはないですね。親は私が出ている番組は見ているようですが、感想は……何も言ってこないですね。でも、出ている番組は教えてほしいって言われます(笑)」

――本の中で、ご両親との対談もありますね。

「心配されてるな、というのは気がついていたんですけど、私は家であまりペラペラとしゃべるタイプじゃないので。初めて自分が思っていることを伝えられたかなって」

――当初モデルとして活動することは、両親に伝えていなかったんですよね。それはなぜ?

「別に隠していたわけじゃないんです。モデル業では親が何の仕事をしているかは関係がないのであえて言うこともなかったのですが、テレビの仕事を始めるときに、どうせバレることだと思って公表したんです」

――今後どんな女性になりたいですか?

「実は私、そこまで明確に夢みたいなものを持っていないんですよね。それよりはその瞬間でやりたいことや、やるべきことをしっかりと積み重ねていきたいんです。その結果として、振り返ったら良い人生を歩んでいた、という流れが理想です」

<関連サイト>
中村里砂FIRST STYLE BOOK RISADOLL(徳間書店) http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198639501
中村里砂オフィシャルブログ http://ameblo.jp/risadoll/
モデル・中村里砂が“父・中村雅敏”を明かした理由「悪いことではないので」 https://www.entameplex.com/archives/20904