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特別なダージリンの味わいに感服の東儀秀樹が告白「雅楽をやるつもりはなかった……」

「サー・トーマス・リプトン」ブランドの紅茶のCM&新商品発表会が帝国ホテルで行われ、雅楽演奏家の東儀秀樹や世界に10名しかいない“リプトン マスターブレンダー”江間俊也らが出演した。

サー・トーマス・リプトンは、1890年に誕生したリプトンブランドの創始者。自社で茶園を経営し、栽培から生産・販売を一貫して行うことで、多くの人々に紅茶の楽しみを伝えた人物である。現在ユニリーバ・ジャパンから、そんな彼の名を冠したプレミアムブランド「サー・トーマス・リプトン」の茶葉やティーバッグが販売されている。

江間俊也は、そんなリプトンの茶葉を厳選しているマスターブレンダーのひとり。イベントでは、アッサム、ダージリンといった産地や収穫タイミングによる味の違いをレクチャー。江間によると紅茶は海抜の高いところで採れたものほど香り高いものになるそうで、「ヒマラヤ山脈のふもとで採れるダージリンは非常に香り高くストレート向き」「アッサムは味わいとコクで飲ませる紅茶で、ミルクティーでよく飲まれる」「極端な話、同じ茶園でも昨日と今日で味が変わる。そこで品質を一定に保つためにブレンドが重要」とのこと。

その後、ゲストとして雅楽師の東儀が登場。2001年にリプトンのCMに出演するなど紅茶とゆかりのある東儀だが、今回のイベントのために特別に調達されたダージリン(1年に3週間しか採れないセカンドフラッシュ)とデラックス(ブレンド紅茶)を試飲すると「飲む前からまるい香りがしますね。普段はコクを求めがちで、アッサムが好きなんですけど、このダージリンは香りだけじゃなくてコクのようなものがまとわりついてくる。どっしりとしたダージリンでいいですね」と絶賛。ダージリンの香りとアッサムのコクをディンブラでまとめたというデラックスについては、「コクが中心になっていてミルクに負けてない。いいバランスですね!」と高評価。

東儀の家系は奈良時代から続く雅楽の名家だが、トークショーでは「(元々雅楽を)やるつもりはなかった」と衝撃的な告白も。「高校までロックやギターで生きていこうと思ってたので。19歳から雅楽を初めて、雅楽以外の音楽を味わってきたからこそ見える、雅楽の良さとか疑問に身を寄せることができるようになってきた。今もいろんなコラボレーションをやってるけど、古典を大事にしていることで胸を張って音楽を楽しませてもらってる」と音楽への探究心を明かした。
また、彼は子供時代から紅茶党だったようで「父が商社マンだったので、子供のころから家にブレンドする前の紅茶の袋があって、今日はミルクティーにしようかな? なんて自分なりに楽しんでました」と早熟ぶりを披露。紅茶にはリラックスや集中力を高める効果があるともいわれるが「集中するために、リラックスするために飲んでいるわけではないですが……証明されている効果があると聞くと、自分の身体が正しいんだと思えるし、人にそれを吹聴する楽しみもありますね」と笑顔で語っていた。

イベントでは「サー・トーマス・リプトン」の新商品として、パウダースティックタイプのミルクティー「アールグレイ ミルクティーパウダー」「イングリッシュ ブレックファスト ミルクティーパウダー」「チャイ ミルクティーパウダー」も発表された。インスタントタイプなので、時間や手間をかけずに紅茶でリラックスしたいとき、集中したいときに役立ちそうだ。

10月10日(土)11日(日)、12日(月)の3日間、六本木でオープンするイベント型店舗「旅するティースタンド」では、こちらの新商品のサンプリングが行われるほか、リプトン125周年を記念した限定茶葉を提供。「旅するティースタンド」は六本木のほか、横浜や名古屋、京都、神戸、銀座など全国6都市をめぐる予定になっている。

イベント当日、ホテルの別室では一般参加者向けの体験セミナーも開催。クオリティダージリン、ダージリン、アッサム、アールグレイ、オレンジペコーといった5種類の茶葉の特徴を江間がレクチャー、それぞれの飲み比べが楽しめた。

<関連サイト>
サー・トーマス・リプトン | Sir Thomas LIPTON https://www.sirthomaslipton.jp/