Entame Plex-エンタメプレックス-

ゾンビたちが屋上で肉をむさぼり喰う! 「腐肉食系」男女のイベントがカオスすぎた

ハロウィン仮装の定番といえばかぼちゃのお化け「ジャックオランタン」や魔女だが、ここ数年では“歩く死体”が急増中だ。米国のテレビドラマ「ウォーキング・デッド」の影響とも言われるが、とにかく世界中でゾンビになりきる人々が巷を賑わせている。

10月31日に、東京・東急百貨店の渋谷本店屋上で開催されたイベント「ゾンビになって肉を喰おう!ゾン防大 HalloweenParty」は、そんな“ゾンビ欲”を満たす企画のひとつ。その名の通り、ゾンビに扮した人々が本能の赴くままに肉を“むさぼり喰う”。「ゾンビ x 肉」という、これまでにありそうでなかったイベントには、多くの「腐肉食系」男女が集結した。

ゾンビ映画の流れといえば、生き残った人々がジリジリと屋上に追いやられ…だが、今回は、初めから屋上、逃げ場なし。しかもガラス窓の向こうにはいつも通りに百貨店の警備員が立っているのだが…何だろう、隔離された気分だ。「まだ感染していないんです!」と叫びたいのをぐっとこらえ、エンタメプレックスはイベントに参加!

入口の「ゾンビメイクコーナー」では、富士急ハイランドのお化け屋敷メイクや映画の特殊メイクを担当するアーティストに師事したプロフェッショナルたちが、本格的なメイクを参加者に指導する。

プロによると、「家の身近なアイテムでメイクのリアルさをぐっとアップできる」という。ファッション誌のコピーのようだが、ゾンビだ。秘訣としては「スポンジを血管状にくり抜き血のりをつける」「綿棒を数本束ねて黒い点を体じゅうにつけると『感染』したように見える」とのことだ。

また、忙しい人のためのゾンビメイクとして、“まずは目のまわりを黒く塗れ!”のアドバイスも。

日も落ち、ますますムードが出たところで会場には、牛・豚・鳥の肉が登場。

肉に群がり咀嚼するゾンビが生々しすぎる。くれぐれも食人なきよう心がけてほしいと思う。

イベントの終盤にはゾンビだらけのビンゴ大会も開催され、一時理性を取り戻したゾンビたちは、真剣にビンゴカードを見つめる。しかし「ゾンビンゴ!」の掛け声ののち、景品を手に取り喜ぶ姿は…やっぱり怖い。イベント終了後、すっかり腹を満たしたゾンビーズは渋谷の闇へ消えていった。

このユニークな催しは、ゾンビ防衛大学こと「ゾン防大」が、今年の夏休み期間に東京・ラフォーレ原宿で開催したホラーアトラクション「ゾンビ屋敷 ZDU」のファンを集結させる究極のゾンビハロウィンイベントとして企画したものだ。今後も、ゾン防大はいろいろなイベントを企画中とのことで、気になる人は公式Webサイトをチェックしてみよう。

<関連サイト>
「ゾンビ防衛大学」 http://zdu.jp