Entame Plex-エンタメプレックス-

小島梨里杏「覆しの年に出来た!」不安を乗り越え初の時代劇で魅せた新境地


“レアなわたしのおでこを見て”と茶目っ気たっぷりに話してくれたのは、女優の小島梨里杏。

以前インタビューで“(2015年は)覆しの1年にしたい”と語っていた彼女は、今年6月に「梨里杏」から「小島梨里杏」に改名して以降、「烈車戦隊トッキュウジャー」(テレビ朝日系)で演じた正義のヒロイン像から一転、連続ドラマ「表参道高校合唱部!」(TBS系)ではイジメっ子を演じ、配信ドラマ「みんな!エスパーだよ! ~欲望だらけのラブ・ウォーズ ~」(dTV)ではセクシーなお色気シーンを披露。さらに、10月公開の映画「先輩と彼女」では初の恋愛作品に出演し、ヒロインの恋敵役に挑戦するなど、まさに“覆し”を体現してきた。

そんな小島が、11月13日(金)より放送スタートするNHK BSプレミアム「子連れ信兵衛」で、ヒロインおぶん役に大抜擢! 本作が時代劇に初挑戦となる彼女に、京都太秦(うずまさ)での撮影話や作品の見どころのほか、今感じている素直な気持ちなど話を聞いた。

――今回、初の時代劇ですが、ワクワク感とプレッシャーどちらが大きかったですか?

「プレッシャーがすごくて死にそうでした(笑)。わたしは結構緊張しいで、どの作品でも撮影に入ってみないと分からないことも多かったりするので、いつも不安が大きいですね」

――初めてのことに挑戦するとき、不安は付き物ですよね。

「今回、(高橋)克典さんをはじめ、キャストの皆さんが気さくな方ばかりで。他愛もない話からお芝居の話まで、色々と喋りかけてくださったので、すごく近い距離感で接することができました。その安心感は大きかったです」

――小島さん演じるおぶんは、主人公・信兵衛の身の回りの世話をしながらも想いを寄せる役どころ。おぶんの女性像で共感できるところはありましたか?

「おぶんは自分のことよりも信兵衛のために動いていることが多くて、いつも“信兵衛を助けたい”“信兵衛の心を軽くしてあげたい”っていう気持ちが強く出ている子なので、男性にとっては家庭に入ったらすごく素敵な女性だと思いますね(笑)。わたしというより母に似ているなって思いました」

――現在も京都太秦で撮影中だそうですが、時代劇の現場はどうですか?

「キャストの皆さんだけでなく、スタッフさんもすごく明るい方が多くて、とても笑いが多い現場です。“太秦での撮影は怖いよ”って聞いていたので、最初はすごく警戒心が強かったんですけど、まったくそういうこともなくて(笑)。厳しい言葉で怒られているという感覚よりも、むしろ愛情を持って教えてくださっているのを感じています。 “あっ、そういうことか!”って、日々学ぶことの連続ですね」

――そうした雰囲気の良さは画面からも伝わってきました。

「(おぶんの)おじいちゃん役の(左)とん平さんは、 “オレ、こうやるから(梨里杏ちゃんは)こうやってみようか!?”って結構言ってくださるので、“師匠についていきます!” って感じで(笑)。とん平さんとのシーンは楽しいです」

――小島さんの着物姿もとても馴染んでいて似合っていますよね。ご自身の姿を見ていかがでした?

「着物や浴衣とか、和装は好きなので純粋に嬉しかったですし、気持ちもアガりましたね。カツラは初めてでしたけど、それほど違和感もなかったです。前髪を上げること自体、あまりないので新鮮でした。ファンの方々からも“似合ってるね”ってメッセージを多くいただいて、嬉しかったです」

――「子連れ信兵衛」は、人を斬らないという新しい作風の時代劇ですね。

「人を斬らないということもそうですが、赤ちゃん(鶴之助)が出てくることで、より一層作品の柔らかさが際立っているなと感じています。そして、長屋の人と人との繋がりや、助け合いの精神というものがあるからこそ、みんなそれぞれ強く生きていける、現代劇では感じられないような温かさがある作品だと思います」

――第一話から鶴之助が登場して、物語が大きく動き出します。赤ちゃんがいる撮影現場の雰囲気はどうでした?

「もちろん泣いちゃったりもしますし、現場は大変ですけど、鶴坊(鶴之助)がいることで現場の雰囲気が温かくなって一致団結感が増すんです。鶴坊に、スマホで『いないいないばあっ!』や『おとうさんといっしょ』を見せたりするんですけど、長屋でみんな時代劇の服装で撮影してる中で、携帯を持っているというアンバランスさに笑いそうになったり(笑)。今はもう慣れましたけど、いい意味で振り回されていると思います」

――おぶんが想いを寄せる信兵衛は、みんなに頼られて、困っている人を見たら放っておけないという昔気質な男性ですが、小島さんの目から見てどうですか?

「アリじゃないですか(笑)。おぶんは、信兵衛が無理をしているのを分かっているから“助けたい”って思っている。女性にはそういう母性的な部分があるので、もし信兵衛のような男性が現実世界にいても助けたくなるんじゃないでしょうか」

――本作は長屋が舞台となっていますが、小島さんの憧れる家族像とは?

「明るいのが一番なので、笑いの絶えない家族はいいなって思いますね。それこそ、長屋のみんなが助け合っているように、みんなで助け合って生きていく……そんな家族がいいですね。わたしも今こうして大人になって、ようやく無償の愛というものの偉大さを感じて、改めて“両親ってすごいな”って思うんです。いつも一番にわたしのことを考えてくれていたんだなぁって、離れてみて分かることもありました。わたしもそういう母親になりたいし、旦那さんもそういう人であって欲しいなと思ったりしますね」

――InstagramなどSNSでは甥っ子さんとの楽しそうな写真もアップされていますよね。子育てにも憧れはありますか?

「子どもはすごく大好きですけど、大変だなぁって思いますね。お姉ちゃんの家に泊まりに行くと、甥っ子がわけもなく泣いてぐずるのをあやしたり、可愛いだけじゃない大変さを目の当たりにして“お母さんって強いな”“やっぱり敵わないな”って。それでもやっぱり“子どもは可愛い”ので憧れはあります」

――撮影で忙しい毎日だと思いますが、リフレッシュはどのようにしていますか? 最近ハマっていることはありますか?

「それこそ甥っ子と会うことがリフレッシュになっているかもしれないですね(笑)。姉とは8歳離れていて、姉が結婚してからは離れて暮らしているんですけど、会うとやっぱり姉妹に戻ります。姉は結構いたずら好きなんですけど、甥っ子もすごく似ていて。2人でくすぐってきたり……、わたしはくすぐりに弱いので、いつも大変です(笑)。今の年齢になって再び姉妹で遊ぶじゃないですけど、甥っ子も一緒になって遊ぶのは、わたしにとってリラックスの時間ですね。あと、わたしは(自分の出演している)作品を観て反省することが多いんですけど、そういうことを自分の中に留めておくだけじゃなくて、話すようにしています。人の意見を取り入れることで道が拓けていったり、口に出すことで考えが変わったりすることもあるので、話すことも結構リフレッシュになっていると思います」

――小島さんは以前のインタビューで“覆しの1年にしたい”と話していましたが、改めて今年1年を振り返ってみていかがですか?

「覆しの年に出来たんじゃないかなと思います! いろんな役を演じることができたので、自分でもすごいことだと感じています。引き続き、ファンの皆さんに“えっ、これやるの!?”って驚くようなことをやっていけたら楽しいかなって思いますね」

――少し気が早いですけど、来年はどんな1年にしたいですか?

「もっと映画に出たいです。わたしは、『悪人』っていう作品が好きで、そういう作品に出てみたいです。来年は、それを目標に頑張ります!」

――最後にドラマの見どころとファンに向けてのメッセージをお願いします。

「現代には感じられない長屋の温かさや人情味が溢れる作品になっているので、今まで時代劇を観たことがない方も、“こういう時代もあったんだな”って観終わったあとにほっこりとした気分になっていただけると嬉しく思います。時代劇の中でも新しい作品になっていると思うので、時代劇が好きで色々と観ていた方にも、そうじゃないわたしみたいな人でも、とても観やすい作品になっていると思います。たくさんの方に観てほしいので、ぜひお楽しみに。あと、初の時代劇で、その貴重なおでこを惜しげもなく出しているので、レアなわたしのおでこを見てください(笑)!」

時代劇「子連れ信兵衛」 は、毎週金曜日よる8時よりNHK BSプレミアムにて放送中!【連続6回】

<関連サイト>
NHK BSプレミアム「子連れ信兵衛」 http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/kozure/index.html
小島梨里杏、時代劇に初挑戦! 「子連れ信兵衛」ヒロイン役に大抜擢 http://www.entameplex.com/archives/24725