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あなたも戦国武将に!? 甲冑専門フォトスタジオ「SAMURAI STUDIO」へ行ってみた

現在放送中のNHK大河ドラマ『真田丸』がブームとなり、各地で展示会が催されたり、ゲーム化に映画化など、まさに“真田イヤー”と言うべき盛り上がりを見せています。大河好きや戦国武将マニアだけでなく、忍者や侍など日本の文化に興味のある外国人は“甲冑を着用してみたい!”という衝動に駆られることがあるとかないとか――そんな願望を満たしてくれる甲冑専門のフォトスタジオが、東京は浅草に期間限定でオープン中! そこで、それは果たしてどんなものなのか実際に甲冑撮影体験をしてきました。

そのスタジオの名は「SAMURAI STUDIO」。いかにもなネーミングですが、いわゆる記念写真を撮る写真館やコスプレ写真体験とは一線を画していて、大河ドラマや映画の撮影などで使用されるものと同等クオリティの本格的な甲冑を着用できるだけでなくアーティスティックなかっこいい写真を撮影してくれるというから驚きです。

そのスタジオの名は「SAMURAI STUDIO」。いかにもなネーミングですが、いわゆる記念写真を撮る写真館やコスプレ写真体験とは一線を画していて、大河ドラマや映画の撮影などで使用されるものと同等クオリティの本格的な甲冑を着用できるだけでなくアーティスティックなかっこいい写真を撮影してくれるというから驚きです。

最初に、オーソドックスな10ポーズの中から、自分が撮りたい3ポーズを選びます。3ポーズだけじゃ物足りないという人は、プラス1,000円でポーズを追加できるのでご安心を。(「プレミアムプラン」は、玄人向けポーズなどバリエーション豊富な10ポーズが可能!プラス好きなアイテムを持参して写真が撮れる! 過去には、扇子、モデルガン、スキー板、パソコン、扇子など持参した人もいたとか)

今回担当してくれたスタッフさん曰く「甲冑はトータルで約12~15kg前後ありますので、好きにポーズを取ってくださいといってもとても難しいんです。これまで300人以上着付けさせていただき、どのようなポーズが一番カッコよく見えるか研究しているので、SAMURAI STUDIOスタッフが厳選したかっこよく決まるポーズ集をご用意しています」とのこと。確かに、サンプルのポーズ写真はどれもいい感じで、優柔不断な人は3つに絞りきれないかも……。そこで、スタッフさんに人気のポーズを聞いてみたところ「やはり男性は、“刀を持ちたい”“刀を抜きたい”というご要望が多いですね(笑)。あと、腰を落として“今にも刀を抜くぞ!”という迫力あるポーズも人気です。女性は甲冑を着ながらも、美しく素敵なポーズをおすすめていします」ということで、ここはやはり刀を手にした3ポーズを選んでみました。「中には、兜を被らずに手に持って撮りたいという方や、陣羽織は、歴史好きや戦国好きの方に多いです。顔や喉を守るための面頬という防具を付けると、顔が全く分からなくなるんですが(笑)、“面頬(めんぽお)を付けて撮りたい!”という面頬を愛してやまない方もいます」と、甲冑素人はもちろん、甲冑が心底好きな人のかゆいところにまで手の届くポーズや撮影パターンがズラリと揃っています。

そして、ポーズが決まったら、次に「真田幸村モデル」「伊達武者モデル」「黒武者モデル」「大鎧モデル※プレミアムプランのみ」の4種類の甲冑の中から、好きなタイプを選びます。スタッフさん曰く「今年の『真田丸』ブームもあって真田幸村モデルをお選びになる方は非常に多いです」とのことで、赤備えデザインの「真田幸村モデル」もかなり良かったのですが、兜の月の前立に惹かれてしまい、今回は「伊達武者モデル」を選択しました。

ここでひとつ、追加アイテムとしてスタッフさんがおすすめしていたのが“付け髭”。「甲冑と付け髭はすごく相性がよくて貫禄が出るのでかなりおすすめです。仕事柄、髭がNGという男性によくご利用いただいています」と、言う通り髭があった方が貫禄が増すので、生やせる人は髭ありのほうが甲冑映えしそう。

そんなこんなで、甲冑のタイプも決まったので、いよいよ着用開始! 女性スタッフ2人がかりで、着用の手解きを受けながら着付けをしていきます。まず、足袋を履き、小袖(こそで)と裁着袴(たっつけばかま)を着たら、臑当て(すねあて)、佩楯(はいだて)、篭手(こて)、胴(どう)など、足元から上に向かって防具を付けていきます。徐々にそれっぽくなっていくにつれ、身が引き締まるというかテンションが上がってきます。

そして、脇差(わきざし)という短刀と、太刀(たち)と呼ばれる長い刀の2本を腰まわりにつけ、最後に兜(かぶと)を被ると、ボルテージは最高潮に。まるで自分が大河ドラマの撮影にやってきた大物俳優にでもなったかのような気分で、一から着付けをしていく過程が楽しめるのもこのフォトスタジオの醍醐味なのかもしれません。(なんと着付けの最中はスマホなどで撮影OK!)

10分ほどで着付けが完了したら、草鞋(わらじ)を履いてセットへ移動し、待ちに待った撮影のスタートです! 最初に決めたポーズを取るのですが、顔や体の向き、刀の角度や目線など細かいところまでポージングをレクチャーしてくれます。1ポーズにつき大体2~5カットくらい撮っていくのですが、撮影も10分程度と超スムーズでした。

シャッターが切られるにつれ、周りの女性スタッフから“渋い!”“素敵!”なんて声も飛ぶので、ついつい乗せられてしまいました。きっと撮り終わったころには、出演作品の宣材写真でも撮った俳優気取りだったに違いありません……。

ちなみに、撮り終わった写真(刀を抜く直前のポーズ)がこちら!

目の前に敵がいることを想像して、“今すぐ叩き斬ってやるぞ!”という殺気を出してみたつもりなのですが、いかがでしょう?

撮影が終わるとすぐにPCの画面上で撮った写真を見せてくれるので、その中から好きな写真2枚を選ぶとプリントしてくれて、台紙に入れたものがその場でもらえます。この日撮った写真は、URLとPWを教えてくれてすべてデータでもらえるので、すぐにスマホからダウンロード可能。撮ってすぐにSNSなどにアップしたいという人たちにすごく好評なのだそうです。“SNSで目立ちたい!”“いいねがたくさんほしいけどネタが…”なんて人には、ココはもってこいかも。

ちなみに……「場所が浅草ということもあって、お客様の5割ぐらいは外国の方ですね。歴女(=歴史好きの女性を示す略語)も増えているみたいで、意外と思われるかもしれませんが、女性のお客様も3~4割いますよ」と、スタッフさん。甲冑は、もはや男性に限ったものではなく女性、さらには外国の人たちの心をくすぐる魅力があるのかもしれませんね。夏休みで外国人の友達が来たときに連れていってあげたり、浅草&スカイツリーデートにココをプラスするのもオススメ! さらに、浅草店では夏休み特別プランとして145センチ以上の子ども向けの自由研究プランもあるそうです。甲冑を着て、夏休み明けはクラスで注目の的間違いなしです。

歴史や甲冑の知識があってもなくても楽しめる「SAMURAI STUDIO」、今年の夏は家族や友達と一緒にぜひ甲冑体験をしてみてはいかが?

■甲冑専門フォトスタジオ「SAMURAI STUDIO」浅草店

出店場所/東京都台東区雷門2-10-5 ギャラリー丸美京屋2F
※銀座線・都営浅草線「浅草駅」A4出口より徒歩2分、東武伊勢崎線 浅草駅より徒歩4分

期間/2016年8月15日(月)まで
営業時間/10:00~19:00(最終受付 18:30)
※次回は、10月28日~11月6日 浅草にて開催予定

<関連サイト>
真田丸ファン必見! 真田信繁の生涯を描く展覧会「真田丸」展が開催中
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