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ケツメイシ、初の日産スタジアムライブで7万人を揺らす!


ケツメイシが6日、メジャーデビュー15周年にして初のスタジアムライブ『ケツメイシ 15th Anniversary 「一五の夜」 ~今夜だけ練乳ぶっかけますか?~ with キットカット ショコラトリー』を日産スタジアムで開催した。グループ史上最多動員となる7万人が、ケツメイシと熱い夏の光景を描き出した。

リリースされたばかりの新曲「ヤシの木のように」を彷彿させるヤシの木も設置された、南国ムード全開のステージ。日産スタジアムということで、サッカーの選手入場をモチーフにした、ケツメイシらしいオープニング映像で早くも爆笑が巻き起こる。そして開演を告げる「はじまりの合図」で、7万人が一斉にタオルを振り回せば、続く「三十路ボンバイエ」では、ライブタイトルそのままに、ステージからアリーナ前方“ぶっかけ席”の観客に向けてウォーターキャノンで大量の放水を実施。「元気ですか日産!」という大蔵の呼びかけすらかき消さんとする大歓声が、興奮そのままに驚異的な一体感を作り上げていった。

「メジャーデビュー15周年記念ということでね、客席のほぼ全体が中年ということで、我々ケツメイシ一同も皆様とともに歳を重ねてきたなあと。その現実を嬉しくもあり、切なくもあり、複雑な心境で受け止めております。でも安心してください。我々、40歳を超えたグループですが、頭の中身は中学2年生のままです」とRYO。

本公演のセットリストは、初のファン投票を元に決定。これまでファンが大事に受け止めてきた作品の数々が披露されると、ひときわ大きな驚きと歓喜の声がスタジアムを包み込んでいた。

日没間近に歌われた「ライフ イズ ビューティフル」では、3万個の真っ白な風船が一斉に解き放たれて幻想的な光景を作り出す。さらに、7万人が手を左右に大きく振って応えた「さらば涙」。大蔵からの「10年後の自分にも誇れる自分であってくださいよ!」という呼びかけで始まった「手紙~未来」。客席で振られるペンライトの光ひとつひとつが、会場に集ったすべての人の背中を押すかのようにやさしく強く輝く。

「若者のみなさん、疲れたとは言わせませんよ。お子様連れのお客様、お子様を起こす時間です」というMCからの後半は、映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』主題歌「友よ ~ この先もずっと…」からスタート。「LOVE LOVE Summer」で、7万人が飛び跳ねて騒ぎまくって日産スタジアムを揺らすと、本編最後は「RHYTHM OF THE SUN」。総勢40人のダンサーが勢揃いし、炎も吹き上がる熱いステージに向けて、お祭り騒ぎと化した客席からはサッカーのチャントのような歌声とクラップが響き渡っていた。

アンコールは、ファン投票3位の「幸せをありがとう」から始まり、1位の「ビールボーイ」で、メンバーもダンサーもスタッフもジョッキを手にステージへと上がって、樽に入ったビールを次々に飲み干していった。アニバーサリーライブのラストを飾った「カーニバル」で花火も打ち上がれば、ステージ上のメンバーも観客も、すべてを出し切るような激しい盛り上がりをみせた。

なお、終演後には、10月26日にケツメイシ10枚目となるアルバム『KETSUNOPOLIS 10』のリリースも発表された。本アルバムには、2016年にリリースされたシングルのほか、新曲も多数収録されるとのこと。またケツメイシは、9月10日にハワイのWAIKIKI SHELLで開催される『GREENROOM FESTIVAL Hawaii’16』への出演が決定している。

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