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TPDの新作は新旧ファン必聴! 上西星来「先代のファンも今のファンもみんな楽しめる」


過去には篠原涼子や穴井夕子らが在籍しつつも1996年に活動休止。それから17年後……2013年に新体制となって装い新たに復活した東京パフォーマンスドール(TPD)。
そのグループ名通り、パフォーマンスでたくさんの人を魅了する彼女たちが、8月17日に新曲『純愛カオス』をリリース! 前作『逆光×礼賛』がヒットしたTPD待望の新曲とは? 今回はメンバーを代表して上西星来、脇あかり、神宮沙紀の3人が答えてくれました!

――いよいよ暑くなってきましたね。

神宮沙紀(以下、神宮)「こんなに暑かったっけ……って思います。でも、やっぱり夏は楽しいですよね。お祭りもたくさんあるし、ライブもあるし。夏が一番好きです」

――みなさんも今年の夏はたくさんライブに出演しますね。

脇あかり(以下、脇)「ホント楽しみです!」

神宮「熱中症だけ気をつけて頑張ります!」

上西星来(以下、上西)「去年の夏はライブ中に1曲、2曲記憶がないことがあったんです……でも、ちゃんと踊ってたんですけどね(笑)。夏のライブは大変ですけど、その分盛り上がりもスゴいので大好きです」

――新曲『純愛カオス』はそんな夏のライブにぴったりのアップテンポな楽曲になってますね。

神宮「メロディが夏らしくて、明るい感じになってますけど、歌詞はすごく切ないところもあるんです。それでいて前向きでもあるので、夢に向かって悩んでいる方にぜひ聴いてほしいです」

上西「力強さとともに、人の弱い部分も歌詞の中にたくさんあって、何かにもがきながらも前に進むような、そんな深い曲になってると思います」

脇「今回初めて夏にリリースするんですけど、みなさんにとっての夏歌になったら嬉しいです。歌詞も自分に問いかけるような部分があって、それもすごく素敵ですし」

――今回は歌詞にも注目なんですね。特に印象に残っている部分とかありますか?

神宮「2番に“なんでだろう さみしいのは 誰かと見上げた空の青さ”ってあるんですけど、そこがすごく共感できるんですよね。私が実際に経験したわけじゃないけど、たとえば友達や家族との思い出とか、何かあったときの情景ってすごく覚えてるじゃないですか。空の青さを見てさみしくなってるのは、その人に過去何かあって、それを思い出して切なくなってる。それってすごく人間味を感じるし、自分にもそういったことがあったなって思うんです。情景とかってつい忘れがちですけど、それを歌詞にするなんてスゴいって思いました」

上西「私はサビの“これは涙じゃない 自分を試すプログラム”というところです。いろいろな涙があると思うんですが、“涙じゃない”っていうのが深いなと。普通、涙と聞くと悲しいイメージが強いと思うんですけど、そうじゃない何かが詰まってる。私は涙があるからこそ気持ちが引っ張られたり、前に進めることがあると思うんです。この曲はそういったことを全部ひっくるめて、単純な涙にとらわれずに力強い気落ちにさせてくれる。それがものすごく深いなと思いました」

脇「共感できる部分はたくさんあるんですけど、その中でも“握りしめた途端に 大事ななにかが汚れそう”っていう部分が私は好きです。初めてのことって不安もあるし、やってみたい気持ちもあるし、やることで失うこともあれば得るものもある。今回はそういった思いも詰まっていて、しかも素直に書かれているところがすごくいいですね」

――それぞれいろいろと思うところがあるんですね。

神宮「きっとこの曲は5年後に歌ったら、今とは全然違う感じがしそう。それもまた楽しみですね」

――タイトルもインパクトありますよね。“純愛”と“カオス”って。

神宮「それはまわりからも言われます(笑)」

上西「最初にタイトルを聞いたときは、“カオス”って……これは一体どんな歌になるんだろうって思いました」

――ちなみに、上西さんはリリース直前の8月14日が20歳の誕生日。記念すべき作品になりますね。

上西「確かに……それは考えてなかったです(笑)」

――そういったことはあまり意識していない?

上西「そういうわけではないんですけど……別物と考えてました」

脇「でも、メンバーの誕生日はいつも自分のことぐらい嬉しいですよね。毎回みんなでお祝いしてます」

神宮「もう毎月大騒ぎですよ」

――メンバーも9人いますからね。

脇「そうなんです。9回ケーキが食べられるんです(笑)」

――サプライズでお祝いしたりは?

神宮「もちろ……それは内緒です(笑)」

――今回はミュージックビデオも屋内外で撮影されていて、ちょっとカオスな感じがしますね。

上西「初めて屋外でダンスの撮影をさせていただいたんですけど、当日はすごく暑くて」

神宮「炎天下のなか5時間踊り続けだったんですよ。しかも、地面が土で斜面だし、踊るのがすごく大変で。ブーツのヒールが6本も折れたり、現場はかなり壮絶でした(笑)」

――でも、そういったところは感じさせない爽やかさがありましたけどね。

上西「結構気取ってますね(笑)」

神宮「踊ってる方はかなりヒヤヒヤでした。誰かのヒールが折れたら撮り直しなので」

上西「そういう意味では、ライブとはまた違った大変さがありましたね。暑かったけど、天気に恵まれてよかったです」

――今回のシングルには『純愛カオス』の他にも、東京パフォーマンスドールの過去楽曲も収録されているんですよね。それこそ先代の曲が。

神宮「先代の曲は私たちが今までライブで歌ってきた曲ばかりで、新曲とはまた違った別の思い入れがあるんです。それがこうしてCDとして発表できることはすごく嬉しいですね」

脇「今回いろいろとアレンジされてはいるんですけど、どれも先代から受け継いだ東京パフォーマンスドールらしさは残っていると思います」

上西「時代性というか、ちょっと昔っぽいところもあって、私はそれがまたいいなって思います。昔の感じと今の私たちの新しい部分がうまく融合して、先代のファンも今のファンも、みんな楽しめるようになっているんです。そこが私たちの強みかなと思います」

――今年の夏、何かやってみたいことはありますか?

上西「海が見えるところでライブがしたいですね」

神宮「私はできればそこは別で……海は海で楽しみたいところですけど、セイラちゃんが言うならやりましょう(笑)」

――音楽以外では?

脇「みんなでバーベキュー!」

上西「毎年言ってるけど、なかなかできないよね……私はキャンプにも行きたい」

神宮「個人的な話になっちゃうんですけど、私はカメラが好きなので海の中で撮影してみたいです」

――2014年にメジャーデビューして、今回5枚目のシングルになりますが、そろそろアルバムも……。

上西「出せたら本当に嬉しいですね。私たちの曲をたくさんの人に聴いていただけることは本当に素晴らしいことだと思いますし」

脇「アルバムってそのアーティストの全部が詰まっているものだと思うし、早く出せるように頑張ります!」

神宮「私にとってアルバムは玉手箱というか、おせち料理みたいなものというか、ホントスゴいものだと思うんです。そして、私たちと今まで一緒に頑張ってきた楽曲がひとつに凝縮されるわけで、これまでの活動が実感できるものでもあるし……ぜひ、より多くの人に手に取っていただければと思います……って、まだ出てないんですけどね(笑)」

上西「アルバムはまだ想像がつかないですけど、まずは今回のシングルを聴いていただけると嬉しいです」

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