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JUJU「テーマは“夜のオリンピック”」彼女の音楽的ルーツにせまるジャズライブがWOWOWで独占放送


歌手のJUJUが8月15日にジャズの聖地・Blue Note TOKYOで行ったジャズライブ「JUJU JAZZ LIVE 2016 with TAKUYA KURODA QUINTET from NY」の模様が9月11日(日)夜9時よりWOWOWで独占放送される。

2004年にメジャーデビューしたJUJUの音楽的ルーツといえるのがジャズ。12歳のころからジャズ・シンガーを志し、18歳で単身渡米。ジャズのスタンダードナンバーを収めたアルバム2作を発表している彼女にとってジャズは愛してやまないものだ。
そんな彼女にとってニューヨーク在住時代からの仲であり、日本人として初めてブルーノート・レコードからワールドデビューを飾ったトランペット奏者・黒田卓也率いるカルテットを迎えてのジャズライブは、2014年にJUJUのデビュー10周年を記念してスタートし、夏の恒例行事となっている。

この日は、ライブの幕開けにふさわしい「It Don’t Mean A Thing」で1曲目を飾り、JUJUはミュージシャンたちと息の合ったグルーヴを魅せる。今回のテーマは“夜のオリンピック”であり、それはつまり“男女の絡み”のことだと言うJUJU。「Tenderly」「I’ve Got You Under My Skin」で出会い、恋の始まりを歌い、もう一段階踏み込んだ恋の形として「You’d Be So Nice To Come Home To」「Sway(Quien Sera)」を。そして、どうしてもこのバンドでやりたい曲だという、昭和歌謡「伊勢崎町ブルース」を披露。

トランペット&トロンボーンによるお馴染みのフレーズに続く吐息は観客に委ね、JUJUは色気たっぷりに歌い上げた。ラストにはJUJUによる唯一の吐息もあったので、オンエアではぜひ見逃さないでほしい。
さらに“男女の絡み”にちなんで「You Make Me Feel Brand New」をトロンボーン奏者のコーリー・キングとデュエット。黒田の甘いトランペットの音色が響くと、まるで愛の言葉を囁き合っているような二人の温かな歌声が場内を満たした。

「出会って、恋に落ちて、熱くなって、最後は終わる。だからこの曲を」と、切々と歌い上げた「Love Is Over」、自身の人生のテーマソングだという「Lush Life」をもって、この夜のステージは終幕を迎えた。

「飲んだくれ人生」を意味する「Lush Life」。失恋し、何もかもうまくいかずジャズクラブのカウンターで飲んでいた時に流れてきた曲であり、まさに自分のことを歌っていると思ったのだとJUJUはいう。やけになりながらも前を向く主人公の思いが綴られているこの楽曲に、JUJUは共感し、背中を押されたのだろう。
“ジャズ”と“恋愛”というテーマを通しJUJUの人生そのものが見えたステージ、ぜひとも堪能してほしい。

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