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藤森慎吾×筧美和子「見渡してもクズな人だらけ」映画『闇金ウシジマくん Part3』2ショットインタビュー!

山田孝之が主演を務める人気シリーズ「闇金ウシジマくん」がテレビドラマ『Season3』、さらには9月22日公開の映画『闇金ウシジマくん Part3』、そして映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(10月22日公開)と、怒涛の公開ラッシュで遂にシリーズ完結を迎える。

そこで今回、現在大ヒット公開中の映画『闇金ウシジマくん Part3』で、妻がいながらキャバクラ通いに夢中なサラリーマン・加茂守を演じたオリエンタルラジオの藤森慎吾と、彼が必死に落とそうとする美人キャバ嬢の花蓮を演じた筧美和子と対峙シーンの多かった2人に、撮影でのエピソードや今作の見どころについて話を聞いてみたのだが、現場での藤森は“チャラ男”キャラ全開だったようで……。

――藤森さんは加茂守を演じるにあたり意識したことは?

藤森「僕が演じた加茂は、一流企業に勤めていて仕事はテキトーにやるけどそつがなくて、でも私生活はかなりクズ、みたいな(笑)。山口(雅俊)監督から “藤森さんっぽいチャラいキャラな感じは抑えめで”と言われていたので、チャラさを抑えることに注力しました(苦笑)」

――筧さんは、藤森さん演じる加茂を翻弄するキャバ嬢役でしたが、何か役作りをしました?

筧「キャバクラ嬢の役は前にも演じたことがあったんですけど、今回実際にキャバクラに行って……」

藤森「勉強したの? すごいね! 体験入店?」

筧「知り合いの子が働いているお店に行って、真横で仕事ぶりを見せてもらったんですけど、お客さんの煙草に火を点けるしぐさや気遣いとか、細かい気配りなどをそこで教えてもらって。でも、花蓮は私と同い年くらいの女の子だったので、そこは忘れずというかあまりキャバクラ嬢過ぎないようにしようと意識して演じました」

藤森「見事だったもんね~。映画なのかプライベートなのか分からないくらいに演技がリアルで、花蓮ちゃんにすっかりハマちゃったよ(笑)」

――河原のシーンでの藤森さんの体当たりな演技も迫力がありました。

藤森「河原のシーンの撮影は12月だったんですよ! 真冬なのに、“川に飛び込んでください”って山口監督に言われてやってみたんですけど、なかなか監督の納得がいくカットが撮れなかったみたいで……、5~6回飛び込んだときには“チキショー!”と思いながらやってました(笑)。でも、仕上がりを観たらすごく迫力のあるシーンになっていたので、インパクトは残せたんじゃないかと。あとは、何と言っても花蓮ちゃんとのキャバクラ店内でのシーンは毎回楽しかったな~、仕事という感覚を忘れちゃってましたから(笑)」

筧「撮影の合間とか、お喋りし過ぎて監督に怒られてましたよね。“ちょっと、藤森さん話聞いてる?”って(笑)」

藤森「そうそう(苦笑)。プライベートでも美和子ちゃんの載ってるグラビア雑誌を買ってしまうぐらいに、すっかり花蓮ちゃんにハマっちゃって……(笑)」

――そこまで藤森さんを虜にしてしまった筧さんはどのシーンが印象的でした?

筧「切羽詰まった花蓮が加茂さんをラブホテルに連れ込むシーンは、まさかの行動すぎて肉食女子だなぁと思いました。ずっとキャバクラ店内でのシーンが多かったので、新鮮だったのかもしれませんね(笑)」

藤森「今、加茂からお金を搾り取らないと! って状況だったから、大胆だったよね~あのときの花蓮ちゃんは!」

筧「そういうことをしそうにない子というか……びっくりしましたね」

藤森「めちゃめちゃ悪いよね! 加茂からしたら花蓮ちゃんは小悪魔どころか悪魔ですよ(笑)」

――そのときの撮影では筧さんの下着姿を見ちゃったんですよね?

藤森「確か僕はその日、“あっ! 今日は花蓮ちゃんとラブホのシーンだ!”って思いながらスキップで現場に入りましたもん(笑)。堂々としたお芝居ですごかったです。もし僕が逆の立場だったら絶対にイヤですよ、目の前にこんなニヤついたチャラ男がいたら」

――そのシーンの台本を読んだときはウキウキだった?

藤森「いや、それが最初の段階では詳しいことは決まっていなくて……、花蓮ちゃんとベッドでのシーンがあるとか、どういう格好でとか、あまり聞かされていなかったんです。それで撮影が近付いてきたときに、花蓮ちゃんがちょっと脱ぎますと。それを聞いてからは、もう僕だけじゃないですから、その日の現場で男性スタッフはみんなニヤついてましたからね。あれ!? 今日はやたら人が多いな……って(笑)」

――筧さんはそのシーンでの感想は?

筧「監督からは、ちょっと濡れ場っぽくなるかもしれないし、ただ脱ぐだけかもしれないし……みたいな感じで聞いていて、撮影当日までどういうシーンになるのかはっきり決まっていなかったんです」

藤森「えっ!? そうなの?」

筧「加茂さんもパンツ一丁になるかもしれないとか、いろんな案が飛び交っていて……(苦笑)。だから、撮影の日は覚悟して現場に行ったんですけど、下着にストッキング姿であっさりと終わっちゃって、“あれ……もう終わったの!?”って感じで。かなり気合いを入れて挑んだのですが、気づけばあっという間に終わっていました」

藤森「マジか~(絶句)、そんなことなら、監督にもっと強めに推しておけばよかったな~“絶対、絡みあった方がいいですよ!”って(笑)」

――ところで、筧さんは加茂のように不倫相手にお金を無心する男性はどう思います?

筧「絶対ナシです。ありえない!」

藤森「言っておくけど、瑠璃ちゃん(岸井ゆきの)からはお金をもらいましたけど、花蓮ちゃんからは一銭ももらってないですからね、私(苦笑)。瑠璃ちゃんに無心したお金が、キャバクラの花蓮ちゃんにいくという意味でも、ちゃんと経済を回しているんですよ、こう見えて!」

筧「お金にだらしない人はないですね~。絶対イヤです! 加茂さんは、痛い目を見てもたぶん治らないですよね……タイプ的に」

藤森「演じた自分が言うのもなんだけど、治んないねアイツは(笑)。痛い目にあってるのに、まだキャバ嬢のケツ追いかてますからね、“あの子、エロいな~♪”って(笑)」

――それにしても劇中での加茂は、花蓮に翻弄されっぱなしでしたよね。

藤森「美和子ちゃんと言えば、上半身に目が行きがちですけど、実は脚がキレイなんです!美和子ちゃんの水着姿とかはグラビアで見られますけど、今作での恰好はなかなかレアですよ。見る価値ありの貴重な映像ですとだけ言っておきます(笑)」

――お二人とも迫真の演技でしたが、今後やってみたい役は?

藤森「やりたい役と言っても、僕はこういうお仕事をいただく機会自体が少ないですから(苦笑)。基本的にどんな役でもやりたいなと思っています。ただ、今回のようなキャバクラに通う男役は悪くないですね、何度やってもいいぐらい楽しかったです(笑)。所詮僕はお笑いなので、二枚目の役は絶対に俳優さんがやった方がいいと思うので、僕はまたクズな三枚目の役がやりたいですね」

――筧さんは、キャバ嬢役を演じたのは今回で3回目でしたが。

筧「機会があればいろんな役にチャレンジしたいんですけど……、これまでは自分のイメージなのかちょっと“ほわほわ”っとした役やキャバクラ嬢とかが多いので、私も藤森さんみたいにクズ役をやってみたいです(笑)」

――今作には、さまざまな崖っぷちのキャラクターが登場しますが、芸能界の荒波で何度も浮き沈みを経験している藤森さんにどん底から這い上がる秘訣を聞きたいです。

藤森「まずどうしてどん底に落ちるかというと、人は勘違いして天狗になっちゃうところから始まります。それで、周りに嫌われて仕事もなくなって落ちていくんです。で、そこから這い上がる秘訣は謙虚になることです(笑)。いたってシンプルです、これは。そうすると、また周りの人もちゃんと向き合って話も聞いてくれますし。天狗になると、そういう基本的なことが出来そうでいて出来ないんですね。いくら面白いネタがあってもダメなヤツに人は付いてこない。そのほかにも、もちろん仕事に対する姿勢などもありますけど、最終的には人と人との関わりですから。でもね、怖いもので謙虚になったつもりがまた調子が良くなると、つい忘れちゃうんです」

――そうなんですか!? 一度どん底を経験すると改めませんか?

藤森「そう思うじゃないですか!? 気を付けてくださいね、人は何回でも天狗になるものなんです(笑)。誰でもね、調子が良くなるとあの低姿勢だったころの自分を忘れちゃうんですよ。で、また謙虚になって……その繰り返し。今年は『PERFECT HUMAN』がヒットして、こうして映画に出させていただいて……と、ものすごくいい状況ですから今かなり調子に乗ってます(笑)」

――今作の公開を機に、さらにグイグイいきそうですね!

藤森「ですね。でも、僕の予想だと早ければ今年の年末、もしくは来年の頭くらいに一度転落していると思います(笑)。そのときはまた謙虚になって、ひとつひとつ頭を下げていこうと思っています」

――今作もアクの強いキャラがたくさん登場しますが、筧さんが惹かれる登場人物はいました?

筧「丑嶋くんはもちろん大好きなんですけど、今回だと本郷奏多さんが演じていた(沢村)真司は、やり方はよくないですけど命を削って自分を変えようとするところが、すごくカッコイイと思いました。りな(白石麻衣)の気持ちも分かるような気がします」

――それは、真司が本郷さんのような外見じゃなくても?

藤森「(苦笑いを浮かべる筧を見て)さては外見で言ったな(笑)!? イケメンだからじゃない、それ?」

筧「ちょっと、プラスアルファはあると思います(笑)」

藤森「ちょっとじゃなくない(笑)?」

筧「難しいところですね、そこを除いたら……」

藤森「確かに本郷くんの役は、他のキャラに比べてまだまともだよね」

筧「見渡すと本当にクズな人だらけだったので(苦笑)」

――そんなクズがたくさん登場する本作ですが(笑)、カウカウファイナンスでの“カワイイものしりとり”のシーンは、毎回観ていてほっこりします。お二人があの場にいたら、どう返します?

藤森「カワイイ(パンパンとリズムよく手を叩き)“花蓮!”と言って『ん』が付いてて負けて……」

――ボコられると(笑)。

藤森「“テメェ、『ん』が付いてんじゃねえか!”って、怒鳴られてる画が浮かぶけど、加茂だったらそう言ってたかも。あの“カワイイものしりとり”のシーン、アンジャッシュの児嶋(一哉/罰ゲームの債務者役)さんがいい味出してんだよな~(笑)。美和子ちゃんは、普段何がカワイイ?」

筧「ゆるキャラにすごく詳しいので、私だったら延々とゆるキャラを言い続けると思います。ふなっしーとかくまモンといった王道から、ナン子ちゃんっていう……」

藤森「え、ナン子!? 何それ?」

筧「頭がインドカレーのナンの形をしているキャラクターで……。ゆるキャラを言い続ければ無敵だと思います!」

――ドヤ顔の筧さんですが、くまモンもナン子ちゃんも『ん』が付いていますよ(笑)。

筧「あっ! ホントだ(苦笑)」

――最後にお二人からこの作品の見どころをお願いします。

筧「ゾクっとするような、ちょっと怖いストーリーなんですけど、物語に出て来るクズたちは結構リアルにいそうなキャラクターも多いので、共感したり、借金に困窮する姿を見て学んだり、いろんな角度から作品を楽しんでいただけたら嬉しいです」

藤森「美和子ちゃんも言ったように、怖くて暗いというイメージもあると思いますけど、クズたちを見て人生の勉強をするのが一番ためになると思います。失敗を糧になんて言葉もありますけど、その一番いい例がこの作品に映っているので、皆さんはこういう踏み外した人生を送らないように……という教材だと思ってご覧いただきたいです」

映画『闇金ウシジマくん Part3』は大ヒット公開中、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は10月22日(土)より全国公開。

© 2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会
© 2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」製作委員会

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