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学生たちが「未来の働き方」を学べる新たな取り組みとは


ベネッセグループの株式会社進研アドが、3月より7つの参画大学にて展開してきた「未来の働き方アカデミー」プロジェクトが終了した。

このプロジェクトは、大阪経済大学(3月30日)、産業能率大学(4月29日)、広島女学院大学(5月24日)、東京経済大学(5月31日)、神戸学院大学(6月24日)、文京学院大学(7月1日)、金城学院大学(7月6日)と全国7大学で「未来の働き方」についてアイデアを募るセミナー&ワークショップを開催。このプロジェクトを通じ、学生たちに将来を考える機会創出、大学の産学連携を支援する取り組みとして、進研アドが主体となり実施したもの。

セミナー&ワークショップでは、実際に社会の一線で活躍する一流企業社員が大学を訪問。これから社会で働く立場となる学生たちと一緒に、これからの“新しい働き方”を考え、議論したりアイデアを出し合った。また、未来の働き方や、大学での学びを社会で活かすためのコツなど、ゲストによる講演に真剣に聞き入る学生たちの熱心な姿が多く見られた。

各回終了後、参加した学生たちにアンケートを集計したところ、「卒業後の仕事(キャリア)について具体的なイメージを持っているか? また、不安はあるか?」との質問に対し、最も多かったのは「多少のイメージは持っているものの、不安はある」(61%)という回答。

参加学生たちからは、
「就職活動や企業を調べる時などに、産休や子育てに対しての支援にも注目してみようと思った」
「働き方について個人個人で解決するのではなく、社会全体で解決しようとすることが大切なんだと分かりました」
「イラストレーターとして働いている方のお話を聞いて、就活の参考になったし、様々な生き方があることを知りました」
「子育てと仕事に対して不安しかなかったが、しっかりと考えることができたことで、明るい未来が見えたと思う」
「働くことについてプラス思考で考えることができた」
「女性にはいろいろ不利な面が多いと思っていたけど、女性が働きやすくするための考えが広がりつつあることがわかったので、安心しました」
「今まで働くことについての印象は、長時間労働をして1日が過ぎていくといった悪い印象でしたが、新しい働き方を知って未来への希望がもてました」
「残り1年の学生生活の中で自分磨きをさらに続けていくうえで、今日の経験はとても貴重なものでした」
「結婚・育児によって女性は社会に出にくくなると思っていた。しかし、それを支援してくれている人は沢山いて、未来は明るいと感じた」
など、前向きな声が多く寄せられた。

漠たる不安を抱えがちな学生たちにとって、多少なりとも今回のプロジェクトが“仕事”というものに対して具体的なイメージを持つきっかけ作りとなった。

進研アドでは、今回実施したプロジェクトで蓄積したノウハウを活かし、今後も一人一人の働き方改革をサポートするデジタルツールを展開していく予定とのこと。

<関連サイト>
特設サイト
http://shinken-ad.co.jp/topics/2017/10/post-1.html