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さくらジャパン内藤夏紀選手「金メダルを獲得します!」


一般社団法人ホッケージャパンリーグは、3月16日(金)から始まる「SOMPO チャレンジカップ Supported by 損保ジャパン日本興亜(以下、SOMPO チャレンジカップ)」の開催を記念して、“さくらジャパン”こと女子ホッケー日本代表の主将で、ソニーHC BRAVIA Ladies所属の内藤夏紀選手に独占インタビューを敢行。

本大会の見どころや、ホッケーの楽しさや魅力、観戦のポイント、さらには2020年東京五輪に向けた想いを内藤選手に聞いた。

──ホッケーを始めたきっかけを教えてください。

「姉の高校時代の担任の先生が、ホッケー部の顧問だったので、ホッケーの体験に誘ってもらい、体験に行ったことがきっかけです」

──正直、マイナースポーツと言われてしまうこともあると思いますが…

「マイナースポーツと言われることもありますが、ホッケーも、他のメジャーなスポーツと同じくらい魅力があると思います。しかし、沢山の方にホッケーの魅力を知ってもらうには、やはり結果を残すことが大切だと感じています。将来的に、ホッケーを多くの方に知ってもらい、ホッケーをやりたいという子供達が増えるよう、私たちはこれからも結果にこだわって活動していきたいと思います」

──他の競技にはないホッケーの魅力は何だと思いますか?

「他の競技と比べても、ホッケーはボールスピードが早く試合展開がスピーディーなところが魅力だと思います。私はDFをしているので、1対1になったときに相手が何をしようとしているのかを読んで、駆引きに勝てたときが面白いと感じます。また、それぞれが、自分らしいプレーを表現できるところも魅力です。リフティングドリブルが得意な選手、スピードを活かしたドリブルが得意な選手、ゴール前の駆引きが上手い選手など、個々によって得意なプレーにも違いがあります。一人一人が、自分の得意なプレーを持っているので、それぞれの良さを是非見て頂きたいと思います」

──顔にあのスピードで硬いボールが当たることなどは、とても怖いようにも思いますが、ケガは怖くないですか?

「ホッケーのボールは硬いので、当たる場所によっては骨折をしたり、歯が折れたりすることもあります。しかし、実際にコートに立っている選手は、試合を観ている人が思っているほど恐怖心はありません」

──ちなみに、今までホッケーを続けていて、一番大変だったことを教えてください。

「右膝の手術をし、復帰したときが今までで一番、精神的にも体力的にも大変でした。なかなかゲーム体力がつかず、ホッケーの感覚も戻らない時期がありました。チームメイトがどんどん上手になっている中、全くついていけない自分に焦って、心が折れそうな時期もありました」

──今、所属チームにいる上で、何か心がけていることは何ですか。

「さくらジャパンでもそうですが、所属チームの中でもまとめる立場になってきているので、自分のことだけに精一杯にならず、周りにも、しっかりと目を向けるように心掛けています」

──さくらジャパンの特徴、強みをお聞かせ下さい。

「まず一つ目は、『世界の強豪相手にも負けない走力』です。二つ目は、『チームワーク』です。試合の中では個々で突っ走るのではなく、全員で守備する、全員で攻撃するということをチームとして徹底しています」

──2020年の東京五輪に向けての意気込みをお願いいたします。

「金メダルを獲得します! 現段階では、個々のスキルアップや、チーム戦術の理解など、課題はありますが、遠征や大会を通して着実にレベルアップしてきているし、それが結果としても表れるようになってきています。東京オリンピックでは、私達の強みである“チームワーク”を最大限に発揮して、全員で勝利を掴み取れるようにこれからも頑張って行きたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

──内藤選手個人としての目標も教えて下さい。

「試合中、チームが苦しい状況に追い込まれたときにプレーや自分の声かけ一つで救うことのできる頼りになる存在になりたいと思います。そのために、いま明確になっている個人の課題にしっかりと取り組み、一歩一歩着実にレベルアップしていきたいと思います」

──誰か目標としている人はいますか。

「サッカーの長谷部誠選手。チームのキャプテンをするようになって、長谷部選手のキャプテンシーについて、勉強するようになりました。長谷部選手は、監督やチームメイトからの信頼が絶大で、私の目標です」

──2017年から損保ジャパン日本興亜さんがダイヤモンドパートナーになりました。何か変化があった事などはありますか?

「海外遠征費などの個人負担なども多く、選手への負担が多かったのが当時の現状でした。しかし、損保ジャパン日本興亜さんから多くの援助をして頂き、私たち選手がホッケーに打ち込める環境を作ってくださっていると感じています」

──最後にSOMPO チャレンジカップの見どころを教えてください。

「日本の女子ホッケー界を代表するトップチームが集結するということで、全てのチームが優勝を狙っているので、どの試合も、白熱した面白い試合になると思います。また、今回参加する4チームともに、さくらジャパンの選手も在籍していますので、そこにも注目してください」

3月16日(金)~18日(日)には、駒沢オリンピック公園総合運動場にて内藤夏紀選手も出場するSOMPO チャレンジカップが開催! 女子実業団トップ4の頂上決戦をお楽しみに。

<関連サイト>
「SOMPOチャレンジカップ」サイト
http://hjl-hockey.tv/2018challenge_cup_tokyo/