Entame Plex-エンタメプレックス-

『半沢直樹』 Twitterにみるヒットドラマの法則

株式会社ホットリンクのTwitterを使ったテレビドラマ調査で、この7~9月に最高視聴率を更新したドラマ『半沢直樹』(TBS)や、2011年に高視聴率を記録したドラマ『家政婦のミタ』(NTV)は共通して、最終回にいくにつれてツイート件数が増加し、かつ俳優名よりも役名でツイートされる数の方が多いことが分かった。

20131115_Twitter

調査は『半沢直樹』と同時期に放送されたドラマ『なるようになるさ。』(TBS)、『斉藤さん2』(NTV)と比較して行われた。Twitterのクチコミ件数をみると、高い視聴率を記録した『半沢直樹』は初回5,435件から最終回56,549件に、『家政婦のミタ』は初回2,247件から最終回8,049件に増加しており、最終回に向けてクチコミ件数が上昇しているのに対し、『なるようになるさ。』は初回772件から最終回268件に、『斉藤さん2』は初回2,616件から最終回1,269件に減少、開始当初のクチコミ数が最も多く、最終回にかけて減少していることが分かった。

また「役名」と「俳優名」どちらでツイートされているかについてみてみると、『半沢直樹』の主人公を演じる堺雅人は、役名でのツイートが100,492回、俳優名でのツイートが11,771回と約9倍の差があり、敵役で準主役を演じる香川照之も、役名の「大和田暁」でツイートされることが多いことが分かった。

このことから、株式会社ホットリンクは、ヒットするドラマは、「回を重ねる度にツイート数が増加し、かつ俳優名よりも役名がツイートされる傾向にある」と分析している。