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5人に1人は貯蓄ゼロ!?貯めたい気持ちとは裏腹な現状…


株式会社じぶん銀行は、2019年12月17日~20日の期間において、全国の20代~40代のビジネスパーソン男女500名を対象に「資産運用」に関する調査を実施。このたび、その結果が発表されました。

2020年の1年間で目標とする貯蓄額を質問した結果、最も回答数が多かったのは、「100万円以上200万円未満(26.6%)」、続いて多かったのは、「50万円以上100万円未満(24.2%)」でした。中には1,000万円以上貯めたいと思っている人(4.6%)もおり、それなりにお金を貯めたいと考えている人が多いということがわかりました。

また、貯蓄の理由を質問したところ、半数近くが回答したのは「老後資金(47.4%)」。続いて、「旅行(32.7%)」「趣味(29.4%)」でした。昨年は特に「老後2000万円問題」が大きく話題となったこともあってか、老後に資金が必要、という認識はこれまで以上に浸透しているようです。それ以外にも1年という短いスパンでの目標のためか「旅行(32.7%)」や「趣味(29.4%)」のために貯蓄したい、という回答も多く見られました。

2020年の目標に加えて10年後の2030年までの目標貯蓄額も質問。最も多かったのは、「1,000万円以上3,000万円未満」。まさに2,000万円前後が必要・貯めなければならないという認識を持っている人は多いようです。また、3億円以上というかなりの高額な目標の方も1.6%いました。

さらに、貯蓄の理由についても質問。2020年の1年間に貯蓄したい理由と同様に「老後資金(58.5%)」と回答した人が最も多いという結果になりました。続いて、「怪我や病気の備え(31.7%)」が多く、10年という単位だと将来に対する不安から貯蓄が必要、と考える傾向がより強まるようです。

次に現時点での貯蓄額を質問したところ、最も多かったのは「貯蓄ゼロ(17.4%)」で、続いて多かったのが、「10万円以上50万円未満(14.4%)」でした。「老後のためにこのくらい貯めたい・必要だ」という認識を持っている人が多い一方で、現時点では貯蓄出来ていない人が少なくないということがわかりました。

例えばほぼ0から始めて10年間で1,000万円の資産を形成しようとすると、月に約8.5万円を貯蓄に回していく必要があります。話題の“2,000万”にもなると、約17万必要です。月17万もの貯蓄をし続けるのはかなりの収入がないと困難なため、立てた目標を達成するためには、資産運用を検討する必要がある、と言えそうです。

人生100年時代と言われ出して以降、年々資産運用に対する注目が集まっていると言われていますが、実際に資産運用を行っている人はどの程度いるのかを調査。その結果、37.6%が現在資産運用をしているということが分かりました。どういった商品で運用を行っているかを聞くと、最も多かったのは「株式(55.3%)」。続いて、「投資信託(47.9%)」「定期預金(39.4%)」という結果に。

62.4%の人が資産運用を行っていないことが明らかになりましたが、資産運用に興味があるかどうかを質問すると、約半数の人が興味は持っているということがわかりました。興味を持ちながらも手を出せていない理由を探るべく、資産運用のイメージを質問すると、「リスクがある(68.9%)」「知識がないと失敗する(68.3%)」「難しい(33.3%)」といった、ネガティブな印象に多くの票が集まりました。

「楽しい」と回答した人については、現在資産運用をしていない人についてはわずか2.2%であったのに対し、現在資産運用をしている人に同じ質問をしてみると5人に1人は「楽しい」と回答しました。リスクに不安を感じる人が多いものの、一度やってみると楽しみながらやれている人も一定数いるということがわかりました。

「2020年に始めたい資産運用商品」を聞いたところ、「株式(36.0%)」が最も高い割合を占め、2番目に多かった「定期預金(25.4%)」に10ポイント以上の差をつけました。続いて、最近よく聞かれるようになった「NISA(20.2%)」「投資信託(16.6%)」「iDeco・確定拠出年金(16.4%)」でした。未だ、定期預金は根強い人気と言えますが、貯蓄から投資の流れが伺える結果になったと言えます。

投資は余裕資金が大前提というだけに、“資産運用イコールまとまった資金が必要“とのイメージが先行しているかもしれませんが、積立投資信託やミニ株と呼ばれる単元未満株であれば、数百円単位で行えるものもあります。資産形成の為の資産運用ですから、今まとまった資産がないから投資をしない。となっては本末転倒といえます。無理なくコツコツ増やしていく、という考え方で今出来る方法を検討してみるとよいかもしれません。

最後に、お金を上手に使いそうだと思うタレントについて回答してもらったところ、1位は指原莉乃(15.0%)、2位は大泉洋(13.4%)、3位は北川景子(9.8%)という結果になりました。

<関連サイト>
じぶん銀行×auカブコム証券 金利優遇プログラム
https://www.jibunbank.co.jp/program/kabucom/