Entame Plex-エンタメプレックス-

莉子がYouTubeドラマで新境地「表現の大切さを学べた」


本当の青春はCMみたいに真っ直ぐじゃない──。リアルな女子高生を描いたウェブドラマ「DISTORTION GIRL(ディストーション・ガール)」が9月6日(日)よりYouTubeで配信される。趣味も性格もまるで違う4人が音楽を通じて成長する物語。自分を表現することを極端に恐れる主人公「フツ子」を演じ、劇中ではバンドメンバーとして歌も披露するモデルで女優の莉子に、作品の見どころを聞いた。

──莉子さんが演じた「フツ子」にどんな印象を持ちますか?

莉子:何をするのにも周りの目を気にしている子という印象です。流行に敏感な友達が話す内容を、本当は知らないのに「わかる!」と合わせて、無理してしまう性格の子。物語が進むにつれ、彼女は少しずつ変わっていくのですが、その変化を自然に演じることに気をつかいました。

──変化していくフツ子に共感するところはありましたか?

莉子:フツ子のように人見知りの部分は私にはほとんどありませんが、彼女が成長していく姿をじかに経験して、私も自分を表現していく大切さを学ぶことができました。

──フツ子は3人の仲間とのふれあいによって成長していきます。仲間を演じた共演者の印象を教えてください。

莉子:香音さん(ギャルル役)は同じ雑誌のモデルとして面識があり最初から仲がよくて、役作りなしに友達という感じで、緊張せずに接することができました。

初対面だった⻑月翠さん(ミーハー役)は、ご自身でも「人見知りをする」とおっしゃっていて、最初はとても静かな方だな、という印象でした。でもほぼ毎日の撮影の中で打ち解けていき、3日目には「面白い人」に変わりました(笑)。すごくいい意味でさっぱりしていて素敵です。

秋田汐梨さん(委員長役)は以前に別の撮影でご一緒させていただきましたが、そのときはあまり話すタイミングがなくて。秋田さんも静かな第一印象でしたが、話してみると天然なところが可愛くて。同い年ということもあって、学校での出来事なんかを話して盛り上がりました。

──撮影現場はどのような雰囲気でしたか?

莉子:とてもいい雰囲気でした。撮影の合間も無言になることはなくて「暑いねー!」なんて言いながらみんなで冷たいものを首に当てたり、しゃべったり。みんな同世代なので、本当に学校の休み時間のようでした。

──いわゆる「青春もの」のドラマですが、青春と聞いて真っ先に思い浮かべることは?

莉子:やっぱり学校ですね。私もいま学生なので、青春がつまった場所というと学校を思い浮かべます。そんな所でフツ子たちが「青春の花形」であるバンドに打ち込めるのは、ちょっとうらやましかったですね。

──劇中ではボーカルとして実際に歌いますが、莉子さんはこれまでそうした経験はありますか?

莉子:全然です。「歌わない人生」を送ってきたから(笑)。カラオケも人生で2回くらいしか行ったことがなくて。物語の中で歌うと聞いて最初は不安でしたが、ボイストレーニングを重ねて、メンバーとも演奏を合わせていくうちに少し自信がつきました。

──本作品の見どころを教えてください。

見どころをひと言で言うなら「青春と友情と歪み」です。4人それぞれに個性があって、観ている人によって感情移入する子も変わってくると思います。

周りの目を気にしてしまうフツ子、真面目すぎる委員長、ちょっと頑固なミーハー、明るく情にもろいギャルル、4人についていろいろな見方をしてもらえたらうれしいです。

YouTubeドラマ「DISTORTION GIRL」は、9月6日(日)21時配信。以降、毎週日曜21時よりプレミア公開(全5話/各話10~15分を予定)、どうぞお楽しみに!

<関連サイト>
YouTubeドラマ「DISTORTION GIRL」
https://www.youtube.com/channel/UCZeBpkJdMXd_8uI1A42Ohww/