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家族、生きるとは何か…映画「人」の主演に吉村界人!


山口龍大朗監督による映画「人」のキャスト情報が解禁となった。

本作は、山口監督が友人との死別を経験したことから企画された短編映画。「家族とは何か」「生きるとは何か」を問いかけるSFヒューマン作品。劇中では、不慮の事故によって死亡し、幽霊になってしまった青年・健一と、幽霊が見える健一の母・彩子、そして健一の父であり彩子の夫の拓郎が過ごす数日間を描いている。

そんな本作で主人公・健一役を演じるのは、映画「ミッドナイトスワン」、ドラマ「左利きのエレン」などで知られる吉村界人。吉村は、「息子と母親の関係、そして父親との別れ際が理想でとても好きでした。監督は人間という対象が本当に好きなんだと思う。“生きてんだから、寂しかったらその分泣いてもいいじゃん”という声が聞こえてくるような作品でした。時には、笑えない所を浮かれてやったり、悲し過ぎて通り越して笑ったりする脚本や演出が山口さんの今作の心意気だった気がします。とてもシンプルですが、だからこそ伝わる作品になっていると思います」と手応えを語る。

そして、健一の母・彩子役には、連続テレビ小説「あぐり」で主演を務めて以降、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する女優・田中美里を抜擢。田中は「大切な人を亡くした時、乗り越えるのはすごく時間がかかることです。きっと彩子は不器用ながらも、喜怒哀楽いろんな感情をぶつけていきながら自分の気持ちと向き合っていったのだと思います。何気ない息子との日常のやりとりのひとつひとつ全てが愛しく感じられた作品です。是非たくさんの方に観ていただけたらと思います」とコメントを寄せている。

また、本作には、岩井俊二監督作品「ラストレター」、「チィファの手紙」などの撮影監督を務めた神戸千木、映画「ジャスティスリーグ」、「ブラックパンサー」などに参加したCGコンポジザー・大槻直貴ら確かな実績を持つスタッフが多数参加していることも大きな特徴だ。

なお、本作は昨年12月にクランクアップを迎え、現在鋭意編集作業中。完成後は国内外の映画祭への出品をはじめ、全国の劇場での順次公開を目指し、展開していく。現在本作のクラウドファンディングを実施しているFiNANCiEが公開中のnoteのページでは、山口監督をはじめとする一部スタッフのコメントも確認できるので、ぜひこちらも合わせてチェックを。

山口監督が「タイトルの通り“人”に寄り添う作品になれたら」と自信をのぞかせる本作。今後は、健一の父親・拓郎役をはじめ、その他のキャストも随時解禁予定なので、続報にも注目!

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