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春のファミマは大人の甘さ 人気スイーツをアップデート


寒い冬もようやく落ち着き日射しにほおが緩む3月、コンビニ大手「ファミリーマート」から続々と新作スイーツが登場する。過去に累計4,000万食を発売した人気のスイーツからの新フレーバーという堅実な商品づくりで、3月1日より3週連続で順次発売。間違いのない味わいでファンがひざを打つこと間違いなしだ。

まずは1日発売の「ふわふわケーキオムレット モンブラン」(税込み268円)から味わった。開封すると、幾重にも絡まったイタリア栗のモンブランクリームが目に入ってくる。親指と人差し指で挟むと、いつものふんわりとしたオムレット生地の触感だが、一口頬張るとやってくるのはビターな味わいだ。

モンブランクリームの底には、これまたイタリア栗のマロンペーストを忍ばせ、口いっぱいに春めいたクリの甘さが広がる。箸休め的なナッツも秀逸だ。

続いて、8日発売の「バタービスケットサンド ダブルショコラ」(税込み238円)はどうか。こちらもファンにはおなじみの「バタービスケット」で、小ぶりながらズシリと重いのは変わらずだが、全体にダークトーンで雰囲気が異なる。

食感が面白い。まずは叩くと音がするほど硬いココアビスケットを歯でかみ切ると、クリーム層に突入してあっさり抵抗がなくなり、最後にチョコチップの“カリッ”がやってくる。この“ボリッ、スクッ、カリッ”がたまらない。そのあとの重低音のような、どこまでも深い甘さにしみじみ。

最後は、15日発売の「はじめは濃厚チーズなのにだんだん優雅なアールグレイ香る紅茶チーズケーキ」(税込み240円)。パッケージを開けると、スポンジを上にのせた美しいたたずまいはモダン建築のよう。

紅茶とクリームチーズをブレンドして焼き上げたベイクドチーズケーキと、北海道産マスカルポーネチーズを使用したレアチーズムースの2層仕立てで、口に運ぶとひんやりとしたチーズの上品な甘さ、それから段々と紅茶の香りが鼻腔をくすぐる。商品名に偽りなし。見事なチーズと紅茶のマッチングで、どちらの味が突出しても上手にまとまらないだろう。

最初の2つはコーヒー、チーズケーキはやっぱり紅茶に合わせたい。毎週代わる代わるやってくる、違った甘さをそろえ「三重奏」として楽しむのもいいかもしれない。

<関連サイト>
ファミリーマート
https://www.family.co.jp/