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ヨッピー、銭湯絵師が銭湯で語る一風変わった記者発表会


風呂上がりに炭酸の日本酒をぐびり。酒造会社「日本盛」(兵庫県西宮市)が17日、そんなイメージにぴったりのユニークな新商品発表会を催し、ライターのヨッピーや銭湯ペンキ絵師・田中みずき氏などがトークセッションを繰り広げた。

会場は、東京江戸川区の銭湯「第二寿湯」。タイル張りの湯浴室に椅子を並べ、流し台には今回発表の新商品「日本盛 JAPAN SODA」が並ぶ。湯船の前に登壇者が立ち……と異例づくしの内容に、記者も思わず目を丸くした。

湯船の奥に鎮座する迫力の富士山と朝日は、今回のプロモーションのため、田中氏が描いたものだ。「祖父がいつも飲んでいた日本盛さんからの依頼だとドキドキした。モノクロで描くのは新鮮だった」と田中氏。日本盛とやり取りを重ね、このデザインに落ち着いたという。元々は3月いっぱいの展示だったが、その出来栄えからしばらくは延長されるそうだ。

「JAPAN SODA」は、日本酒飲用が減っている状況に危機感を覚えた日本盛が、試行錯誤のうえに完成させた渾身の品。アルコールを7%に抑え、日常の家飲みで1杯目から選んでもらえるようにと、日本酒に炭酸を加えた。「日本酒と銭湯、どちらも日本の文化で互いを引き上げたい」との思いもあり、銭湯とのコラボにたどり着いたと登壇者の1人、日本盛の商品開発室・高野将彰氏は話す。

また、週に8回銭湯に通うという自称“銭湯の神”のヨッピーは、「銭湯は、寝つきは良くなるわ、仕事も忘れられるわ、これはいいぞと“中毒”に。15年くらい通っている」「銭湯はいま、コロナと電気代の高騰でどこも経営が苦しい。みなさんも明日から毎日行ってください」と、銭湯愛を語った。

また、日常のリフレッシュに「お風呂と酒は欠かせない」とも。「スマホから離れないと24時間仕事になる。オンオフの切り替えはお風呂上がりに酒を飲むことで、完全にオフにしてリラックスできる」と話す。

会後には新商品の発売を記念した、ヨッピーと田中氏、日本盛・執行役員営業本部長の松本栄一郎氏による鏡開きも行われ「よいしょ!」の掛け声とともに割られた木樽のなかからは、ぎっしり詰まった「日本盛 JAPAN SODA」のボトル缶が現れた。一風変わった会場の空気に、普段は険しい表情の記者らもこの日はどこか穏やか。笑顔の絶えない発表会だった。

「日本盛 JAPAN SODA」は、3月28日(火)より全国発売開始となるので、ぜひチェックを。

<関連サイト>
「日本盛 JAPAN SODA 180mlボトル缶」公式サイト
https://www.nihonsakari.co.jp/japansoda