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待望のカップ麺第三弾「一蘭とんこつ釜だれ」食べてみた


日本全国でさまざまな業態のラーメン店がしのぎを削るなか、まさに“シンプル・イズ・ベスト”で唯一無二の路線を突き進んでいるのが、天然とんこつラーメン専門店「一蘭」ではなかろうか。

「一蘭」といえば、仕切りで隔てた独特のカウンターで、周りを気にすることなく渾身の一杯と向き合える“味集中システム”が有名。ラーメンのど真ん中に浮かばせた唐辛子ベースの「赤い秘伝のたれ」、とんこつさながらの濃厚な旨味はしっかりと残しつつも臭みのないスープ、そしてそのスープに負けない相性バツグンの細麺、これらの調和が織りなす味わいは、国内外の人々を魅了してきたといっても過言ではない。

そんな「一蘭」自慢の味を再現したカップ麺が登場したのが、2021年2月だった。その発売から3周年を迎えた2024年4月には、第二弾として「一蘭とんこつ炎」が発売に。シリーズ累計1,000万食超えを誇るカップ麺の第三弾として、満を持して登場するのが、「一蘭とんこつ釜だれ」だ。

こちらは、「一蘭」の福岡・天神西通り店でのみ味わるラーメン「釜だれとんこつ」を、カップ麺で再現したもの。現地に足を運ばないと味わえないレアな一杯を、手軽に家庭で味わえる日がくるとは……「一蘭」ファンの心をくすぐる粋な計らいに拍手を送りたい。

カップ麺の第三弾「一蘭とんこつ釜だれ」が発売を迎える10月30日(木)を前に、Entame Plex編集部は試食の機会をいただくことができたので、その感想を読者にいち早く届けるべく、味わってみた。

まずは「一蘭とんこつ釜だれ」の特徴を説明しておこう。じっくりと煮込んだチャーシューの煮汁をもとに、スープ職人が数多くの試作を重ねて完成させた「特製だれ(釜だれ)」について触れねばなるまい。開発担当者によると「(この釜だれを)一蘭特製のとんこつスープと組み合わせることで、これまでにない重厚なコクと芳醇な香りを実現した」という。

そして、重厚かつ濃厚なスープにしっかりと絡むよう、特注のノンフライ麺を使用しており、まるで生麺のようなのどごしが楽しめるのもうれしいところ。

カップのフタを指定のラインまで開けると、ノンフライの細麺と小袋が3つ(A:後入れスープ(粉末)、B:後入れスープ(液体)、C:秘伝のたれ)。“ラーメン本来の純粋な味わいを楽しんでいただくため”に、ネギやチャーシュー、メンマなど、ラーメンに欠かせない具材が一切ないのも、第一弾から引き継いでいるこだわりだ。

はやる心を抑えつつ、カップの内側の線(約430ml)まで熱湯を注ぐ。液体の後入れスープをフタの上にのせて温めながら、待つこと4分。粉末スープ、液体スープの順に入れてよく混ぜて、秘伝のたれを入れれば、できあがり。

まずはスープから味わってみることに。深い旨みをしっかりと感じるものの、とんこつ特有の臭みはない。秘伝のたれが絶妙のエッセンスとしていい仕事をしていて、ほのかな辛味が後からやってくる。つい“もうひと口……”とレンゲですくう手が止まらない。

こだわりのストレート麺を箸で持ち上げると、濃厚なスープにしっかりと絡む。勢いよくすすると、まるで生麺のような舌触りとのど越しに驚いてしまった。確かに、スープと麺の相性がバツグンな上に、秘伝のたれが相乗効果を生み出し、濃厚かつ深みのある味わいをより際立たせていて、“うん、うん”と思わず何度も頷いてしまう。

後を引く旨さに麺もスープも止まらず、あっという間に完食。もちろん、スープは一滴残らず飲み干してしまった。それはそうと一蘭さん、第一弾、第二弾、第三弾……と回を追うごとに“いい仕事をするなぁ”と感心。

「一蘭とんこつ釜だれ」は、数量限定で10月30日(木)より順次発売。ぜひこの機会に、こだわりが随所に詰まった至福の一杯を味わってみてはいかが?

<関連サイト>
「一蘭とんこつ釜だれ」
https://www.ichiranstore.com/shop/pages/tonkotsu-cup.aspx