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イベント目白押しの夏本番! 夏バテせずに楽しく乗り切るには……?


ビアガーデン、夏祭り、花火大会など、何かとお酒を飲む機会が増える夏。キャンプ、BBQなど夏のレジャーやイベントを楽しく満喫するためにも、体調をしっかりと管理して、暑さに負けないように日頃から気をつけたいもの。

とはいえ、暑さで食欲が減退しがちな夏の力強い味方になってくれるのが、さまざまな栄養成分を手軽に効率よく摂取することができる栄養ドリンク。最近では、ドリンク、ゼリー飲料など多種多様な商品がコンビニやドラッグストアなどで発売されていますが、そんな栄養ドリンクを選ぶ際に、注目すべき成分のひとつが、肝機能改善に大きな働きをもつことでも知られるオルニチンなんです!

そこで、今回はオルニチン研究のスペシャリストである協和発酵バイオ株式会社・学術研究企画室の西村明仁氏に、この夏を楽しく乗り切るためのコツを聞いた。

「実はあまり知られていないかもしれませんが、オルニチンとクエン酸は互いに密接な関係にあるんです。クエン酸回路とオルニチン回路というのは、お互いに補完し合います。肝機能が低下してアンモニアの処理が滞ると、クエン酸サイクルのエネルギー産生が阻害されるということになりますので、ちゃんとオルニチン回路が回って、アンモニアを解毒してあげることが、エネルギー産生のためにも重要になります。実際に、疲れているようなときにオルニチンを摂ると、疲労感が軽減するというデータも取れています。オルニチン回路とクエン酸回路が相互に関係し合う事で、疲れをとる原理が、より円滑に回っていくというプラスの関係性があるんですよ」(西村氏)

オルニチンの含有量が飛び抜けている食材のシジミ、クエン酸が豊富で夏バテ予防に一役買うとも言われている梅干しや、レモンのハチミツ漬けなどを一緒に摂るのも良さそうだけど、日々食材から摂取するのが難しい人には、ゼリー飲料やサプリメントなど中には、オルニチンとクエン酸の両方配合しているものもあるようなので、手に取るときにパッケージをチェックしてみるのもよいかも!?

「飲んだ日にオルニチンを摂って頂く事で、翌朝の目覚めの気分が改善したという実験結果もありますので、翌朝の食事代わりもいいですが、飲んだ当日に「オルニチン」を摂取しておくのも、いいと思いますよ。あと、二日酔いの原因の一つに、アルコールの代謝にエネルギーが獲られてしまって身体が「低血糖」状態になっているというのがあるのですが、二日酔いの時には糖分も合わせて摂ることをお勧めします」(西村氏)

オルニチンは、肝臓ケアのイメージが強い人が多いと思いますが、意外にもダイエットにも繋がっているのだとか。

「オルニチンは、成長ホルモンの分泌を促進する可能性があると複数の実験で示されているのですが、成長ホルモンには脂肪を燃焼する力があり、ダイエットにもいい影響があると思います」(西村氏)

これらの西村氏の言葉から、お酒を飲む飲まないに関係なく「オルニチン」と「クエン酸」をいかに上手く摂取するかが夏バテ防止のカギとなりそう。

<関連サイト>
オルニチン研究会 http://ornithine.jp/lp/
中高年男性だけじゃない! OLでも“アンモニア臭”が出ちゃう!? https://www.entameplex.com/archives/21566