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高橋克典が“イクメン侍”に! 「時代劇の灯を消さないためにも繋いでいかないといけない」


11月13日(金)よる8時より放送スタートするNHK BS時代劇「子連れ信兵衛」の記者会見が4日、都内で行われ、主演を務める高橋克典をはじめ、キャストの中村嘉葎雄、笹野高史、小島梨里杏が出席した。

本作は、山本周五郎の「人情裏長屋」が原作の長屋を舞台にした時代劇。ひょんなことから他人の赤ん坊・鶴之助の面倒を見ることになった浪人・松村信兵衛(高橋)が、慣れない赤ん坊の子育てに奮闘しつつ、“イクメン侍”として市中の問題解決に奔走する様子を描いている。

信兵衛を演じる高橋は「人を斬らない、命を育てる子連れものです。昔の父と子の親子関係よりももっと現代的に近い関係になっていると思います。僕自身、6歳になる子どもがいて、生まれた当時は育休を取っておっぱいをあげる以外は、ほぼやったので少しは役に立ったかな(笑)」と笑顔を浮かべ、「長屋の温かさと何もないからこそ際立つ人の優しさとお互いを思いやる心、笑顔が輝くような作品にしたい。時代劇が好きな方々に楽しんでいただけるような芝居を目指して演じています」と意気込みを語った。

中村は「久しぶりの山本周五郎作品に呼んでいただきまして嬉しく思っております」と感慨深そうに語った。

笹野は「嘉葎雄さんは、子どもの頃スクリーンで観ていた存在。そんな方と一緒の作品に出られて幸せです」と嬉しそうに語つつ、「そして何より嬉しいのは髪の毛がふさふさな役でございまして(笑)。髪の毛の感触を頬に感じながら毎日楽しく演じています」と笑いを誘った。

また、本作が時代劇初挑戦となる小島は「わたしは時代劇も京都太秦での撮影も初めてで、初めてづくしの作品ということで、すごく緊張していました。諸先輩方に囲まれて、さまざまな刺激を受けながら頑張っておぶん役を務めさせていただいています」緊張した面持ちで語った。小島が演じるヒロインおぶんは、主人公・信兵衛を“先生”と呼び、身の回りの世話をしながらも想いを寄せる役どころということで「おぶんと信兵衛だけでいるときの2人の空気感だったり、その違いも楽しんでいただきたいです。信兵衛に恋をしながら残りの撮影を頑張っていきたいです」と目を輝かせていた。

最後に、高橋は「時代劇は、云わば伝統芸能というか日本文化のひとつだと思っていて、その灯を消さないためにも、僕たちが繋いでいかないといけないということをすごく感じています。日本人の持ってる武士道や侍の心を、この作品では人を斬るのではなく生かす方に向けられていて、人に頭を下げられる逆の強さだったり、そうした作りも面白いのでたくさんの方に観ていただきたいです」と見どころをアピールして会見を締め括った。

BS時代劇「子連れ信兵衛」は、11月13日(金) よる8時よりNHK BSプレミアムにて放送スタート。(毎週金曜よる8時【全6話】)

<関連サイト>
BS時代劇「子連れ信兵衛」 http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/kozure/sp
小島梨里杏、時代劇に初挑戦! 「子連れ信兵衛」ヒロイン役に大抜擢 https://www.entameplex.com/archives/24725