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安田顕、主演作で監督にブー垂れて謝罪!? 麻生久美子もギャップに大笑い


2016年1月30日(土)より公開となる映画『俳優 亀岡拓次』の特別試写会が30日、都内にて行われ主演の安田顕をはじめ、キャストの麻生久美子、そして、横浜聡子監督が登壇した。

本作は“最強の脇役俳優”亀岡拓次の不器用で愛すべき恋と人生を描いた笑って心温まる奇想天外エンタテインメント。この日登壇した安田と麻生のほか、キャストには、新井浩文、染谷将太、三田佳子、山﨑努ら豪華な顔ぶれが名を連ねている。

37歳独身の脇役俳優・亀岡役を演じた安田は、「役づくりは特に用意せず、現場で横浜監督の指示を仰ぎながら取り組みました。でも監督から“口をパクパクして言って”とか“くしゃみを『ぶわっしょい!』にしてください”と言われて訳分からなくなって、途中から完全にブー垂れちゃったんですけど(笑)」とジョークを交えつつ「でも試写を観たら横浜監督の世界観と色に圧倒されて……“おもしれぇ!”ってびっくりした。すごいじゃないですか、監督!」と、作品の仕上がりを絶賛。そして、「監督に対しての失礼の数々……どうもすみませんでした!」と深々と頭を下げ謝罪をして笑いを誘った。

そんな安田の一部始終を見た麻生は「現場では寡黙な方で、こんなにも明るく喋るんだと思ってビックリしました(笑)」とツボに入った様子で爆笑しっ放し。また、横浜監督作へは『ウルトラミラクルラブストーリー』以来、2作目の出演となった麻生は「(前回ご一緒したときは)自分の意思をしっかり持っていて、どんな大御所の役者さんにも、曲げないでちゃんと伝える方という印象でした。今回の現場でもそんな感じだったので、かっこいい監督だな~付いていきたい! って思いました」と印象を語った。すると、すかさず「僕も全くその通りです! 付いていきたいなって思ってました」と、手の平返しで麻生に乗っかる安田。麻生から「(現場で)監督にブー垂れてたときに一緒でしたよね(笑)?」とツッコまれた安田は「こんなに素晴らしい作品に出られて……監督、本当にすみませんでした!」と平謝り状態で、またもや会場からは笑いが沸き起こった。

また、クリスマスシーズンということで会場には亀岡拓次バージョンのクリスマスツリーも用意され、話題はクリスマスの思い出に。安田は、「高校生のときに『君は僕をスキになる』というロマンチックな映画を観て、僕も思い切って誘ってみようと、雪が深々と降る夜中に家を抜け出して、好きだった子の家まで行って、すぐ近くの公衆電話から電話をかけて“明日のクリスマス空いてる?”って聞いたら“空いてる訳ないじゃない”って即答されて(笑)」と苦い思い出を語った。

そして、イベントのラストには、12月8日に42歳の誕生日を迎える安田に、会場に詰め掛けた女性ファンからも「ヤスケンさんお誕生日おめでとう!」と黄色い歓声が飛び、自身の顔がデコレーションされたバースデイケーキのサプライズが!

これには喜びの表情を浮かべつつ、咄嗟に嘘泣きをして周囲を笑わせた。

そして「せっかくだからひと口ずつ食べましょう」と、麻生と横浜監督にフォークを差し出す。まず、主役である安田が「自分の嫌いな(部分の)口から食べようかな」と、ケーキの口の部分を躊躇することなくすくい「麻生さんはどこにします?」と聞くと、麻生は「え~、じゃあ……目(笑)?」と言うやいなや豪快に目の部分をすくうと会場は爆笑の渦に。さらに安田が「監督、どこいきますか?」と聞くと、横浜監督も「じゃあもう片目を(笑)」と残った目の部分をすくわれる始末。

終始爆笑を誘い、和やかなムードが漂うなか最後に、安田は「おめでとう、僕。42歳になりまして、目と口を食べられてしまいましたけど(笑)。毎年、自分が主役だなと思うときって誕生日だと思う。自分が脇役だなと感じるのは、他人の誕生日や結婚式とか(笑)。自分が主役だなと感じられる誕生日をこうして祝っていただいて、(自分が演じた亀岡は)脇役だけど主役という、全国公開でははじめての主演映画ということで、ダブルで主役な感じでうれしく思います。東京国際映画祭で横浜監督が取材を受けて“安田さんのすごい所はどこですか?”という記者の質問に“どこでもオナラが出せるところ”って答えたから、いろんなところですごく聞かれるんです(笑)。何でもっと他のところを褒めてくれなかったのかなと思いつつ……、素敵な映画なのでぜひご覧ください」とユニークに締め括った。

映画『俳優 亀岡拓次』は、2016年1月30日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開!

© 2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会

<関連サイト>
映画『俳優 亀岡拓次』 http://kametaku.com/