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SCANDAL、結成10周年イヤーの幕開け! アリーナツアーファイナル日本武道館2DAYSは大盛況


今年の8月21日にバンド結成10周年を迎えるガールズバンド:SCANDALが13日、昨年12月の兵庫・神戸ワールド記念ホール公演からスタートした初の4万人動員の東名阪アリーナツアー「PERFECT WORLD」のツアーファイナルを東京・日本武道館公演にて迎えた。

今回のツアーでは、昨年9カ国41公演のワールドツアーをまわりパフォーマンス力をあげたSCANDALが、シンプルなステージセットに立ち衣装も白と黒でラフにまとめた“バンドらしさ”を表現したライブとなった。
約4年ぶりとなる日本武道館、そして2DAYS公演には両日1万人の多くのファンが詰めかけた。

ライブがスタートするやいなや、「Image」「瞬間センチメンタル」「DOLL「EVERYBODY SAY YEAH!」「STANDARD」と間髪いれずに新旧織り交ぜたロックナンバーで一気に会場の温度を上げた。
煽りMCのコール&レスポンスの中では「新成人の人~?」というHARUNA(Vocal&Guitar)のユニークなコールに答えた新成人の観客のレスポンスに、会場全体から拍手が起き、成人式を迎えたばかりのタイミングでお祝いムードに包まれた。

そして、アップテンポなロックナンバー「お願いナビゲーション」でオーディエンスはさらにヒートアップ!
続いてMAMI(Guitar&Vocal)がメインボーカルとなる「本を読む」、TOMOMI(Bass&Vocal)がメインボーカルとなる「LIFE IS A JOURNEY」とメンバーそれぞれの色の付いた楽曲を演奏する中、「少女S」では、ライブアレンジが披露され、間奏にはメンバーのそれぞれのパートのソロまわしが入り、演奏テクニックとバンドとしてのグルーヴを魅せつけ、歓声が沸き起こった。さらに、ライブではおなじみのナンバー「会わないつもりの、元気でね」でさらに会場を盛り上げた。

RINA(Drums&Vocal)がメインボーカルとギターを務める4つ打ちビートのダンスチューン「おやすみ」ではメンバー4人が横一列に並んでのパフォーマンスとなり、そのままのスタイルでテクノポップ調の「kill the virgin」を今度はHARUNAがカオシレーターを操作し、RINAがキーボードを弾くという、新たなバンドとしてのアプローチを披露し、会場が一気にダンスフロアのような空間となった。

そしてMCでは、メンバーそれぞれが2016年の目標を発表した。HARUNAは「今年は自動車の免許を取りたい」と発表し、「今年の夏には車で海に行きます!」と強く意気込んだ。次にTOMOMIが「梅干しを漬けます!」と目標を発表すると、観客からは笑いがこぼれた。今年の夏フェスの際にはTOMOMI自らが漬けた梅干しをメンバーにおすそわけしたい、というほっこりとする願望も飛び出した。そして、RINAは古着屋めぐりがすきで、去年からパジャマを探しているらしく「かわいいパジャマを集める」という目標を掲げた。そしてHARUNAが「今日もしかしてパジャマで会場に来てた?」と問いかけると、RINAが「かわいいパジャマをみんなに見てもらう場所もないので、実は今日は武道館までパジャマで来ました!」と爆弾発言をし、会場からはどよめきと共に「見たーい!」という期待の声が多数飛び交った。最後に、MAMIが「自分で着る服は自分で作る!」と今年の目標を発表した。続けてMAMIは「最近お買いものに行き、服を見ていると自分で作れるのでは? と思って、生地屋さんに行き、まずはトートバッグを作ってみました!」と報告すると、すかさずRINAが「MAMIが作ったパジャマを着たい!」と発言すると、会場からさらに笑いが起き、メンバー同士の仲の良さが垣間見られた。

そして、前作のアルバム「HELLO WORLD」からこの季節にピッタリな冬の曲「winter story」を披露。続いて、1月30日に公開となる映画「猫なんかよんでもこない。」の主題歌であり自身の3月2日リリースのニューアルバム「YELLOW」にも収録予定の「morning sun」、そして18thシングルの「Departure」と、ミドルテンポの聴かせるロックナンバーで会場がエモーショナルな雰囲気に包まれる。そのあとは一気に、「夜明けの流星群」「Your Song」「SCANDAL BABY」「Sisters」とみんなで歌って、ノレて、踊れるナンバーを披露し、HARUNAが「みんな最高―!」と叫び、会場のボルテージは最高潮に達した。そして本編最後のナンバーとして昨年10月公開され大ヒットとなったSCANDAL初のドキュメント映画『SCANDAL “Documentary film「HELLO WORLD」”』の主題歌にもなった「ちいさなほのお」を演奏して本編を終えた。

そして、アンコールでは「love in action」「Stamp!」の2曲で会場を再び温めた。

HARUNAは「平日なのにこんなにたくさん集まってくれて、4年ぶりの武道館で、しかも2DAYSすることができて嬉しいです。そして更に嬉しいことがあって、今年はバンド結成10周年を迎えます! 結成10年の日には大阪でのライブが決まっていますが、結成したときは、まさか10年後にこのメンバーでバンドをやっているとは思わなかったし、まさか、こんなにたくさんの人の前でライブ出来るとも思わなかったし、本当に幸せです!」と集まったファンに向けて感謝の言葉を贈った。

そして「3月2日にリリースするニューアルバム「YELLOW」は、1年かけてメンバー4人で作った自信作です。そして4月からはアルバムを引っ提げたツアーもあります。楽しみにしていてください。また会いましょう!」と結成10周年に向かってさらに強くしなやかに突き進んでいく姿勢を見せ、ニューアルバム「YELLOW」から、MAMIが作詞、作曲した新たな冬のナンバー「SUKI-SUKI」が披露され、煌びやかなポップロックナンバーに歓声があがった。そしてラストナンバー「太陽スキャンダラス」を最後に演奏し、初のアリーナツアーが盛況のうちに幕を閉じた。

<関連サイト>
SCANDAL http://www.scandal-4.com/
世界を熱狂させたワールドツアーの模様が映画化! SCANDALがその魅力を語る https://www.entameplex.com/archives/24653